24
10月

同時代史学会2024年度大会 自由論題 報告一覧

同時代史学会2024年度大会 自由論題 報告一覧

*以下、会場ごとに、報告の①タイトル、②報告者(名前のよみ/所属等)、③要旨、の順で掲載しています。

*A~Eの全5会場は、すべて駒澤大学3号館の2階となります(今回の大会は、すべて同館同階で開催)。

*各会場とも10時開始、報告者1名につき報告40分+討論20分の計1時間を予定しています。ただし、E会場のみ、11時開始となります。

*開催形態は、全5会場とも、対面のみとなります。

A会場[3-211教室]

報告A-1

➀ 戦後日本の「性教育」論

➁ 松元実環(まつもと・みわ/神戸大学大学院国際文化学研究科文化相関専攻博士後期課程)

➂ 戦後初期の日本における「性教育」の歴史的研究は、主に1947年から1972年に文部省が推進した「純潔教育」を中心に展開されてきた。従来の研究は、主に女性史において、性売買との関連の中で論じられてきたが、同時期の「性科学」領域においても同様の議論が広がっており、十分に検討されていない点が課題である。

 本研究では、戦後初期の日本における「性」に関する教育的および啓蒙的な議論に着目し、特に「性科学」分野の言説が果たした役割を明らかにする。この分野では、「純潔教育」にも触れつつ、さらに多様で複雑な「性」に関する議論が展開された。当時の資料を基にその議論の構造を整理し、背後にある思想的背景を掘り下げることで、戦後初期の日本における「性教育」の意義を再検討し、従来の枠組みを超え、より体系的に戦後の「性教育」を捉えるための新たな視座を提示することを目指す。

報告A-2

➀ 戦後右翼陣営における「大同団結」とその結実:「救国国民総連合」に焦点を当てて

➁ 蓬田優人(よもぎた・ゆうと/東北大学大学院文学研究科博士後期課程)

➂ 個々に活動する組織が共通の目的のために結集し、勢力の拡充を図る「大同団結」は、政治運動では度々見受けられる。1954年に発足した「救国国民総連合」(以下「総連合」)もその一つである。公職追放が解除された直後、日本国内の右翼活動家らが図ったのが自陣営の集結であったが、その背景には、戦後に台頭した左派陣営への意識があったものと推察される。その結実として発足したのが総連合であった。だが、発足に際して有力団体が合流しなかったために、組織としては機能不全な状態に陥った。このことが、総連合がこれまで注目されてこなかった所以であろう。

 本報告では総連合の発足以前から発足、そしてその後という時期区分を設けた上で、戦後における組織の集結と勢力拡充という課題に対し、戦前からの活動家たちはどう捉えていたのかを見ていく。また、結果的には挫折した「大同団結」であるが、それがその後何をもたらしたかについても併せて論じたい。

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B会場[3-202教室]

報告B-1

➀ 《赤とんぼ》を歌うことの表象:1950年代~1960年代前半の映画を中心に

➁ 栫 大也(かこい・まさや/九州大学大学院芸術工学府博士後期課程)

➂ 本報告の目的は、戦後約20年間における《赤とんぼ》(1927年作曲)に関する表象の一端を明らかにすることである。同曲はしばしば「懐かしい曲」として説明されてきた。しかし、そうした見方がどのように現れたかという研究が十分になされてきたとは言いがたい。

 前記の目的のため、本報告では以下の手順で検討を進める。まず、対象時期におけるこの曲の位置づけを、教科書、うたごえ運動などから確認する。次に、『少年死刑囚』、『ここに泉あり』(以上1955年)、『やくざ先生』(1960年)、『夕やけ小やけの赤とんぼ』(1961年)といった映画を検討する。これらの作品では、山奥の児童や戦災孤児、混血児といった多様な主体が《赤とんぼ》によって包摂される様子が描かれた。以上を踏まえ、遅くとも1960年代までには、《赤とんぼ》が「懐かしい曲」として挙げられる状況が成立していたと思われることなどを報告する。

報告B-2

➀ 部落問題はいかに上演されたか:1960年代前半の『差別』上演活動を中心として

➁ 長島祐基(ながしま・ゆうき/早稲田大学先端社会科学研究所助教)

➂ 1960年代の演劇運動(労働者が社会の問題を扱った劇を創り、上演する活動)は労働組合を基盤とする運動が停滞し、地域に基盤をおく労働者劇団や市民劇団が運動の新たな担い手となった時期とされる。本報告では大阪における地域劇団の一つである劇団未来を扱う。1962年に結成された劇団未来は旗揚げ公演で部落問題を扱った『差別』を上演し、同作は東京や大阪近郊でも上演された。本報告では同劇団とその前身となった演劇サークルにおいて部落問題がいかにして戯曲のテーマとして取り上げられ、各地で上演され、観客から評価されたのかを検討する。活動を通じた担い手の認識の変化や部落問題を上演することの難しさを明らかにするとともに、「職場を描く」という職場演劇の理念と部落問題という地域の課題の関係にも言及する。本報告は1950年代後半から1960年代初頭にかけての演劇運動の質的変化を具体的な上演活動に即して問うものである。

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C会場[3-203教室]

報告C-1

➀ 暴力の「後」を生きること:沖縄に生きた元日本軍「慰安婦」、裴奉奇に着目して

➁ 廣野量子(ひろの・りょうこ/同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程)

➂ 1975年、沖縄で日本軍「慰安婦」だった人物として、裴奉奇の存在が公にされた。1944年11月、裴は朝鮮から沖縄の渡嘉敷島に日本軍「慰安婦」として連れて来られ、1945年8月、渡嘉敷島の武装解除がなされた後、座間味捕虜収容所、屋嘉収容所、石川収容所へと移送され、その後も沖縄本島内を転々と移動しつづけた。

 本報告では、裴のとくに「慰安婦」の「後」に着目する。裴の聞き書きをした、川田文子の『赤瓦の家—朝鮮から来た従軍慰安婦』(筑摩書房、1987)によれば、川田が訪ねた頃の裴は周期的に襲われる頭痛に苦しめられていたという。本報告では、「トラウマ」の概念を用いながら、裴が被った暴力とその暴力の「後」の生について考える。その際、裴が生きた土地が沖縄であったこと、すなわち1945年以降も現在に至るまで、沖縄という場所自体が複数の構造的な暴力に晒され続けた/ているという点を重視し、併せて考察していく。

報告C-2

➀ 開拓地を開発する:1950年代沖縄の農村開発構想の検討

➁ 座間味希呼(ざまみ・きこと/大阪大学大学院文学研究科博士後期課程)

➂ 本報告では、米軍統治期の沖縄北部開発計画の形成過程を次の三点に着目して跡付ける。第一に米軍基地開発によって立ち退かされる住民に対する琉球列島内への開拓移住計画との連関、第二に琉球政府による開発計画への本土農学者の関与、第三に北部市町村にとっての開発計画である。これを通じて沖縄島北部地域が開拓移住地から地域開発の対象とされていく過程を明らかにする。米軍統治期の開拓移住政策は成果があがらず、農村開発計画の達成率も低く、消極的であったという評価が与えられている。本報告の検討を通じて、開発計画の方針と農村地域の希求したものの絡まり合いを分析する。資料は沖縄現地政府の琉球政府資料、米国側の統治機構である琉球列島米国民政府資料、新聞記事、市町村議会議事録等を用いる。

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D会場[3-212教室]

報告D-1

➀ 2001年「新しい歴史教科書をつくる会」教科書の検定通過に関する日韓の反応

➁ 谷口綾美(たにぐち・あやみ/南山大学大学院国際地域文化研究科博士後期課程)

➂ 1997年に正式発足した「新しい歴史教科書をつくる会」(以下、「つくる会」)は、歴史教科書における「従軍慰安婦」の記述の削除を求めるなど、保守系の言論を展開していた。「つくる会」の制作した歴史教科書が2001年、教科書検定を通過すると、国内外から様々な反響が起こった。韓国をはじめとする近隣諸国からは、抗議の声も強まることとなる。

 本研究では、「つくる会」の準備段階であった1996年から、検定を通過した2001年を経て、日韓両政府による「日韓歴史共同研究」の報告書が出される前年の2004年までを対象として、日韓それぞれの政界、学界、新聞報道においてどのような反応が示されたのか、分析を行う。また、「つくる会」の動きが、日本と韓国の歴史・教育分野の共同研究にどのような影響を与えたかについても、明らかにしていく。

報告D-2

➀ 江藤淳の「検閲影響論」と1980年代後半の言論空間:日米経済摩擦と「閉された言語空間」をめぐって 

➁ 多谷洋平(たや・ようへい/立命館大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士課程後期課程)

➂ 本報告では、文芸評論家・江藤淳(1932-99)によるGHQ占領期の言論検閲をめぐる主張と、それに対する当時の言論空間での反応に焦点を合わせることで、1980年代後半における占領期言論検閲に関する認識について考えたい。1978(昭和53)年の「無条件降伏」論争以降、江藤は占領期の研究と論考の執筆に注力し、その成果は『一九四六年憲法——その拘束』(1980年)や『落葉の掃き寄せ』(1981年)、『自由と禁忌』(1984年)などの占領期の言論検閲を扱った作品群に結実していく。本報告では、江藤の主張の中でも、占領期の言論検閲が現代の日本社会においても影響を及ぼし続けているとする見解を「検閲影響論」と名付け、『日米戦争は終わっていない』(1986年)、『昭和の文人』(1989年)、『閉された言語空間』(1989年)などの作品を取り上げ、日米経済摩擦といった当時の情勢を踏まえつつ、1980年代後半における江藤の言説と言論空間での反応について検討していく。

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E会場[3-210教室]

報告E-1

➀ 大槻和也(おおつき・かずや/大阪公立大学非常勤講師)

➁ 1980年代中盤における梶村秀樹による「二重の課題」論の深化:指紋押捺拒否運動からの触発

➂ 本報告では、朝鮮史研究者である梶村秀樹が在日朝鮮人運動において重要な視角だと提唱した「二重の課題」論が、指紋押捺拒否運動に関わる中でどのように深まったのかを具体的に論じる。

 梶村は1970年代中盤以降、在日朝鮮人運動において朝鮮の解放運動の一端を担うという課題、そして日本での生活権を獲得していくという課題の「二重の課題」の追求があることを重要な視角としていた。指紋押捺拒否運動に梶村が積極的に関わっていった1980年代中盤以降、生活の場での「在日の統一」経験の場としての指紋押捺拒否運動の位置づけ、第三世界ナショナリズム思想と共鳴する「民族への帰属意識」論の提唱、日本国家と日本社会による在日朝鮮人に対する構造的同化暴力の分析などを行っていった。

 本報告ではこれらの論点を「二重の課題」論の深化と位置づけて論じ、梶村秀樹による運動への参加が彼の研究に及ぼした往還関係とその思想的地平を探究したい。

以上

22
9月

投稿・寄稿における著作権処理に関するお願い

投稿・寄稿における著作権処理に関するお願い

同時代史学会代表

菊池信輝

近年、コンプライアンスや社会的倫理に対応する必要性がますます高まり、学会はむしろその先導役を果たしていく社会的使命を負っております。

当学会も2022年12月に「同時代史学会研究倫理憲章」を定め、ハラスメントや剽窃といった問題に対応するための体制を整えているところでありますが、その他明示規定を欠いたまま、運用に任されている部分が多数残っております。

特に、印刷物(『同時代史研究』)、電子配信(同時代史学会News Letter、メール・ニュース)については、問題が発生した際、随時理事会判断を仰ぎながら処理しているとは言うものの、明文化されていてしかるべき著作権処理についての規定が欠けている点は大きな問題です。

つきましては、この問題について、今年度総会までに明文規程作成の手続きを取り、改定案の総会での承認を目指しておりますが、それに先立ち、「代表からのお願い」ということで、下記についてご配慮いただきたく存じます。

各種投稿において、その文書内で使用される図版(写真、絵、記事の映し)についての著作権処理は、投稿者の責任において処理してください。

以上

25
8月

2024年度大会「空襲/空爆とその記憶の同時代史(仮)」

2024年度大会「空襲/空爆とその記憶の同時代史(仮)」

日時

2024年12月7日

会場

駒澤大学 駒沢キャンパス 3号館(東京都世田谷区駒沢1-23-1)

全体会 13:30~17:30

<報告者>

長志珠絵(神戸大学)

「防空と銃後」(仮)

千地健太(東京大空襲・戦災資料センター学芸員)

「東京大空襲における朝鮮人の空襲被害ー実態、証言、展示ー」

<コメント>

田中利幸(歴史家)

伊香俊哉(都留文科大学)

趣旨文

空襲/空爆とその記憶の同時代史(仮)

空爆による無差別大量虐殺は、第一次世界大戦から本格的に始まり、第二次世界大戦を経て、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、コソボ紛争、アフガン・イラク戦争、シリア内戦、そして現在もなお続くロシアのウクライナ攻撃やイスラエルのガザ地区攻撃に至るまで、およそ100年以上にわたって連続している。

 第一次世界大戦後に戦略爆撃を体系化したイタリアの将軍ジュリオ・ドゥーエは、空爆は「残虐な特性にもかかわらず流血が少ないので、高い立場から見れば従来の戦闘よりも人道的である」と述べて、無差別爆撃を正当化した。加害者研究においても、被害者との物理的・心理的距離は罪責感を麻痺させ、加害行為を容易にすることが指摘されているが、「高い立場」から爆撃を命令し、爆弾投下を可能にした20世紀以降の「空の戦争」は、爆撃の下で苦しむ無数の人々の視点を完全に欠落させることで行われてきた。1970年代以降の空襲記録運動とその継承活動は、爆撃を受ける側の「空襲」の視点に立ち、こうした「高い立場」から攻撃を加える「空爆」を批判的に捉え返す営為であり、現在進行中の空爆の下で起きている現実と、今後長期にわたって続く破壊的な影響を人類につきつけている。

 一方、これまでも度々指摘されてきたように、帝国主義の時代に誕生した飛行機が初めて戦争の兵器として利用されたのは、バルカン半島と北アフリカでの植民地戦争からであり、日本も1930年に植民地統治下の台湾で起きた霧社事件の際に、空爆による大規模な「鎮圧」作戦を行った。また、十五年戦争において日本は、アメリカによる無差別爆撃の被害を受ける前に、錦州や南京、重慶に無差別爆撃を行う加害国でもあった。さらに、連合国軍側の攻撃対象は、大日本帝国の植民地や東南アジア各地の日本軍の拠点、「満洲」の満鉄沿線の工場地帯に及んだ。それだけではなく、原爆が投下された広島・長崎と同様に、東京や大阪などの大都市には、戦時労働力として動員された植民地出身の人々が居住しており、多くの人々が空襲の被害を受けた。彼らの被害はこれまであまり語られてこなかったが、被害の実態調査や、「創氏改名」後の日本人名で慰霊碑に記録されてきた名前を本名に変更する取り組みなどが近年市民活動によって進められている。彼らがなぜそこにいたのかをふまえれば、「日本国民の被害」として均質化されがちな空襲経験を、植民地支配責任の観点から再度捉え直す必要があるだろう。

 以上をふまえて、一人目の報告者である長志珠絵氏には、戦時下の「防空」の動員・管理の対象であった女性や植民地出身者について報告していただく。また二人目の千地健太氏には、東京大空襲戦災資料センターにおける朝鮮人被害者に関する展示の経緯について報告していただく。両報告を通じて、空爆/空襲論においては、顔も名前もない集合的な死者として、あるいは「庶民」「民衆」「日本人」として括られがちであった空襲言説をジェンダーと植民地主義の観点から再考する場となるであろう。また、コメンテーターは伊香俊哉氏と田中利幸氏に依頼した。

空襲/空爆の問題は、現在の日本社会とも無縁ではない。日本政府は植民地戦争や植民地支配に起因する空襲の被害者、中国への侵略戦争の際に行った爆撃の被害者に対する謝罪や賠償を行っておらず、国内の空襲被害者についても、「戦争被害受忍論」を理由に補償を拒み続けている。また、朝鮮戦争・ベトナム戦争の際には、在日米軍基地は米軍機の出撃・補給基地として無差別爆撃に関わった。そして、現在進行中の空爆による無差別大量虐殺を止めることができていない。本シンポジウムが、20世紀初頭から現在まで続く、無差別大量虐殺とその不処罰の歴史に抗するための議論の場となることを期待したい。

<主要参考文献>

荒井信一『空爆の歴史―終わらない大量虐殺』岩波書店、2008年。

伊香俊哉『戦争はどう記憶されるのか 日中両国の共鳴と相剋』柏書房、2014年。

栗原俊雄『東京大空襲の戦後史』岩波書店、2022年。

長志珠絵「『防空』のジェンダー ―戦前戦後における日本の空襲言説の変容と布置」『ジェンダー史学』11号、2005年。

長志珠絵「交差する植民地主義とジェンダー ―歴史認識としての空襲」『日本思想史研究会会報』39号、2009年。

田中利幸『空の戦争史』講談社、2008年。

塚崎昌之『大阪空襲と朝鮮人そして強制連行』大阪空襲75年朝鮮人犠牲者追悼集会実行委員会、2022年。

林博史『朝鮮戦争 無差別爆撃の出撃基地・日本』高文研、2023年。

前田哲男『戦略爆撃の思想 ―ゲルニカ、重慶、広島』凱風社、2006年。

2
8月

同時代史学会2024年度大会 自由論題報告者の募集

 同時代史学会2024年度大会 自由論題報告者の募集

今年度の同時代史学会年次大会は、本年12月7日(土)、駒澤大学(東京都世田谷区)にて開催の予定です。つきましては、当日午前中に実施される自由論題報告の報告者を募集します。日頃の研鑽を発表し合い、議論を交わせる貴重な機会です。会員の皆様には、ぜひ奮ってご応募くださいますよう、お願い申し上げます。

なお、機材や運営上の観点から、本年度の自由論題については原則、対面開催となります。この点、ご承知おきください。

1.日時:2024年12月7日(土) 午前10時開始(最大13時20分終了予定)

  *御一人の持ち時間は報告40分+討論20分=計1時間を想定してください。

2.場所:駒澤大学 駒沢キャンパス 3号館

*アクセス:https://www.komazawa-u.ac.jp/access/

*キャンパスマップ: https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/campus/komazawa.html

3.開催形態:対面開催

4.論題:日本を中心とする第二次世界大戦期以降の歴史を主な対象とする歴史的研究全般

5.エントリー資格:同時代史学会会員であること

  *非会員で応募される方は、エントリーと同時に入会手続きをお済ませください。

   参照・本会HP「入会のご案内」: http://www.doujidaishi.org/about/admission.html

  *当日、PCを利用される方は、御自身で持ち込みを御願いします(Mac使用の場合はアダプタも含む)。

6.エントリー方法:以下の項目を、電子メールか郵送で、下記9までお知らせください。

① 報告者氏名、及び現在の所属

② 報告タイトル

③ 報告要旨(400字以内)

7.採否:理事会で審査の上、9月末日までに応募者本人に直接採否を通知します。

8.締切:2024年8月31日(土)必着

9.応募及び問い合わせ先:戸邉秀明(自由論題担当理事・東京経済大学教員)

E-mail:tobe ★ tku.ac.jp

  〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34 東京経済大学 戸邉秀明 宛

*郵送の場合、封筒に「同時代史学会自由論題応募」と書き添えてください。

以上

28
6月

2024年度「NHK アーカイブス学術利用」公募開始

★2024年度「NHK アーカイブス学術利用」公募開始
NHKでは、アーカイブス保存の映像・音声を学術研究に利用していただく研究を募集しています。
採択研究者は、東京・NHK 放送博物館、埼玉県川口・NHK アーカイブス、大阪放送局の閲覧室で
希望のコンテンツを閲覧することが出来ます。
○2024年度閲覧期間 2024年10月~2025年3月 (1組30日まで利用可)
○対象者 大学、高等専門学校、公的研究所所属の職員・研究者、大学院生
○締め切り 2024年8月16日
○募集数 放送博物館 6 組、NHK アーカイブス 4 組、大阪放送局 2 組
応募要項はホームページをご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/archives/academic/

11
6月

【告知】『同時代史研究』第18号の投稿原稿の募集について

【告知】『同時代史研究』第18号の投稿原稿の募集について
同時代史学会編集委員会

『同時代史研究』第18号(2025年9月刊予定)の投稿原稿を募集いたします。奮ってご投稿くださいますよう、お願い申し上げます。

投稿規定、審査規定、執筆要領については、同時代史学会のホームページをご覧ください。
http://www.doujidaishi.org/journal/journal_rules.html

スケジュール・投稿手続きは下記のとおりです。
2024年7月31日(水)投稿原稿のエントリー締め切り
・投稿をご希望される方は、電子メールで編集委員会宛に、名前・所属・原稿種別・題名をご連絡ください。
アドレス:journal●doujidaishi.org (「●」を「@」にかえて下さい)
・投稿原稿を提出する段階で、題名を若干修正することは認められます。
・1週間以内に返信いたしますので、万が一到着しない場合には、必ずお問い合わせください。
・会員以外の方は投稿できませんので、ご注意ください。
 なお、入会手続きはこちらをご覧ください。
http://www.doujidaishi.org/about/admission.html

2024年10月20日(日)投稿原稿・要旨提出の締め切り
・原稿と要旨(800字程度)を、1部ずつ提出してください。
・送付先は以下の通りです。封筒表紙に「同時代史学会学会誌原稿在中」と朱書きして下さい。当日の消印まで有効です。
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学大学院人文学研究科 河西秀哉

・あわせて締め切りまでに、原稿・要旨[原則として Word(.docx あるいは.doc)]を、編集委員会宛に電子メール添付にてご送付ください。
・原則として投稿後3ヶ月以内に審査結果をお伝えします。掲載決定後は掲載決定証明書を発行できますので、ご相談ください。
・お送りいただいた原稿・電子ファイルは、厳重に管理し、査読後はこちらで破棄いたします。
・エントリー後に投稿を辞退される場合も、ご連絡をお願いします。

2025年1月 審査結果通知(予定)
2025年9月 刊行(予定)

投稿について、ご不明の点やご相談などがありましたら、電子メールで編集委員会(下記アドレス)へ問い合わせください。
同時代史学会編集委員会  journal●doujidaishi.org (「●」を「@」にかえて下さい)

10
6月

同時代史学会第52回定例研究会(院生・若手研究者修士論文報告会)

同時代史学会第52回定例研究会

院生・若手研究者修士論文報告会

June 08, 2024

同時代史学会代表/研究会委員

菊池 信輝(BXC02031 ★ nifty.com)

下記の要領にて同時代史学会第52回定例研究会を行いますので、よろしくご参加ください。

1.会場

法政大学市ヶ谷キャンパス富士見ゲート G601教室

https://www.hosei.ac.jp/ichigaya/access/?auth=9abbb458a78210eb174f4bdd385bcf54

2.スケジュールと報告タイトル

日時

・2024年7月6日(土)、13:00〜16:30(一人1時間30分)

内容

・若手研究者報告会(主に修士論文報告会として毎年開催)

報告者及び報告タイトル

 佐々木二葉氏(日本語教員)

「近代日本映画における検閲―女性の喫煙表 象をめぐって」

(13時00分~14時30分)

宮里崇生氏(日本大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程2年)

「修士論文『志喜屋孝信の教育思想形成と沖縄教育—占領初期沖縄教育の基盤の形成過程に着目して—』再考」

(14時40分~16時10分)

スケジュール 

・佐々木報告

報告:13時00分~13時50分(50分)

質問の整理:13時50分~13時55分(5分)

質疑応答:13時55分~14時30時(35分)

・宮里報告

報告:14時40分~15時30分(50分)

質問の整理:15時30分~15時35分(5分)

質疑応答:15時35分~16時10分(35分)

*最大延長、17時まで

その他

・参加費:無料

*会員以外にもお声がけください。

8
3月

同時代史学会・第37回関西研究会のお知らせ

みなさま

平素は本会の活動をご支援いただき、ありがとうございます。
下記のように、第37回研究会を開催します。ふるってご参加ください。

同時代史学会・第37回関西研究会
〈報告者〉
小谷七生氏(神戸市外国語大学)「占領後期の日本における「屑拾い」の社会的位置に関する一考察:獅子文六『自由学校』(1950)に関連するメディア表象を手がかりにして」
日時:2024年3月29日(金)14:00~17:00
場所:キャンパスプラザ京都6階第7講習室(JR京都駅徒歩5分)
   https://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access

本研究会はハイブリッドでの開催です。
対面での参加の方は直接お越しください。

オンラインでの参加の方は下記まで登録ください。

登録:https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZEkcO6qqzsvEtCElf370gFyyPaVY1Nmrv3i
 
 登録後、研究会参加に関する情報の確認メールが届きます。
 参加希望の方は前日の3月28日(木)までに申込みください!
 参加費:無料(会員外の方にもお声をおかけ下さい)

配信担当:河西秀哉

2
12月

同時代史学会2023年度大会 オンライン参加登録について(12月7日締切)

今年度の同時代史学会大会は、午後の全体会、および総会のみ、ハイブリッド開催します。

自由論題報告については、オンライン配信は行いませんのでご了承下さい。

オンラインから参加される方は、12月7日(木)までに、下記のフォームから登録して下さい。(メールニュースでご案内した申込締切を延長します)

※会場においでになる方は、登録は不要です。

 ZOOMのIDは、大会・総会の当日までに、【同時代史学会2023年大会(gakkaitaikai+2023doujidaishi ★ gmail.com)】よりお送りします。

※オンラインでの大会への参加は、同時代史学会会員、および会員の紹介がある方に限定します。

※オンラインでの総会への参加は、同時代史学会会員に限定します。

【大会参加登録フォーム】

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf2BCI67WAEZpObHdLvaOOs8G2oQ3K109tqzOfv5b6tlCMegA/viewform?usp=sf_link

28
11月

2023年度大会「安定化させる力学とかき消されていく声――1973年以降の水俣から考える」

同時代史学会2023年度大会を、下記のスケジュール・テーマで開催します。

日時 2023年12月9日(土)
会場 東京経済大学国分寺キャンパス2号館(東京都国分寺市南町1-7-34)
(総会と全体会はハイブリッド開催、オンライン参加の場合は事前申し込みが必要です)

会場校へのアクセスの基本は国分寺駅南口より徒歩(所要12分)となります。
徒歩の道順、並びにバスのご利用の仕方については、以下の東京経済大学のHPを参照してください。
アクセス https://www.tku.ac.jp/access/kokubunji/
キャンパスマップ:https://www.tku.ac.jp/campus/institution/kokubunji/

タクシーをご利用の場合は、東京経済大学の「東北門」へお回りください。なお、タクシーの構内(会場建物まで)への乗り入れはできません。

参加費 無料
日程
10:00~12:00 自由論題報告(対面のみ)
12:40~13:10 総会 (オンラインによる中継を予定)
13:30~17:40 全体会(オンラインによる中継を予定)
「安定化させる力学とかき消されていく声―1973年以降の水俣から考える―」
井上ゆかり( 熊本学園大学水俣学研究センター 研究員 )
原子栄一郎( 東京学芸大学環境教育研究センター 教員 )
遠藤邦夫 ( 水俣病センター相思社 元職員 )
18:00~   懇親会

※昼食をご持参ください。
当日は土曜日のため学内食堂(生協)は閉まっており、また大学の周囲には食堂がありません。昼食については、少し歩いたところにあるコンビニでご購入いただくか、事前にご用意いただくように御願いします。もちろん、国分寺の駅前まで戻られると、食べる場所には困りません。