30
9月

第184号【2025年度大会「『多文化共生』の同時代史」】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第184号(2025年9月30日)

【2025年度大会「『多文化共生』の同時代史」】
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2025年度大会「『多文化共生』の同時代史――理念と実践の歴史的断層を照射
する――」

 同時代史学会2025年度大会を、下記のスケジュール・テーマで開催します。

 なお、本年度は対面のみで実施します。

日時
2025年12月6日(土)

会場
名古屋大学東山キャンパス文学部本館、文系共同館1、2階
(愛知県名古屋市千種区不老町)
キャンパス・マップ:B4(3)
https://www.nagoya-u.ac.jp/extra/map/index.html

参加費
無料

日程
10:00~12:00 自由論題報告(会場A~会場D、8名)
12:20~12:50 総会  【会場:237】
13:00~17:30 全体会 【会場:237】
〈報告〉
鄭康烈(日本学術振興会 特別研究員PD(早稲田大学))(13:10~14:00)
「戦後から現代にかけての在日コリアンの包摂と排除――労働市場における格
 差・不平等の分析から」(仮)
巣内尚子(岐阜大学)(14:00~14:50)
「剥奪されたSRHRと移民女性のサバルタン・エイジェンシー―ベトナム人移住
 女性労働者の事例から」

〈コメント〉
上野貴彦(都留文科大学)(15:00~15:20)
蘭信三(国際日本文化研究センター/上智大学/社会福祉法人さぽうと21理
 事長)(15:20~15:40)

全体討論:15:50~17:30
18:00~ 懇親会

全体会
「『多文化共生』の同時代史――理念と実践の歴史的断層を照射する――」
趣旨文
 今年はベトナム戦争終結から50年という節目の年である。
 「冷戦」と呼ばれた体制が大きく変化する重要な転換点であったこのアジア
における「熱戦」は、多くの難民を生み、国際的な〈移民〉の歴史に新たな刻
印を記すことになった。
 そうした中、日本はそのベトナムを始めとした、東アジア、東南アジアに戦
端を開き、地域に大きな変動を巻き起こした主体でありながら、戦後は自らが
植民地化した地域からの〈移民〉については人権を軽視した対応に終始し、ベ
トナム難民の受け入れも限定的なものにとどまった。
 ところが、バブル景気の下での労働者の不足を補うため、いわゆる「日系二
世・三世」が「定住者」として日本に迎えられた。そして新自由主義の自己責
任の時代において、日本の多くの人々の自衛的なライフ・スタイル選択が少子
化を招来するなかで、東アジア、東南アジアから「技能実習生」の名のもとに
安価な労働力として多くの人々が日本に迎えられるようになった。とはいえ、
「いわゆる移民政策はとることは考えておりません」としながら実際には移民
を受け入れるという政府の政治的姿勢の問題に加え、日本と各国の間の歴史問
題が禍いし、多くの〈移民〉たちが不安定な身分のまま日本社会で生きること
を余儀なくされたのである。
 同時代史学会は、学際的に同時代を扱う学会であり、『同時代史研究第17
号』でも「ボーダーコントロールの同時代史」という特集を組むなどの取り組
みを続けてきたが、目下最大の問題であると言ってもいい、日本社会の「内な
るグローバル化」における〈移民〉の「排除と包摂」の問題、換言すれば「多
文化共生」という言説が肯定から否定へと転じているかのような昨今の問題を
改めて正面から扱わなければならないと考え、従来からこの問題に取り組んで
きた社会学者の力を借りて、この問題の歴史的再検討と将来への視角を得るこ
とを企図するに至った。加えて、「特別永住者」として扱われている在日コリ
アンや在日中国人も視野に入れ、より広い視野で戦後の日本における、国境を
超えた人の移動を捉え直すことを目指すことにした。
 なお、日本語の〈移民〉という用語法は、かなり不安定で、誤解を招きやす
いものになっている。世界的に見れば〈移民〉(migration)は、将来的な永住
を前提とした移住に限定されないし、国内における人口移動をも含む概念であ
る。そもそも国境を超えて移動する人々には様々な背景がある。ところが日本
語の〈移民〉という言葉は、政治的なコンテクストや、過去の日本からの出移
民に対する情緒的な把握などが介在し、世界的に見れば特殊な、しかし一定し
ない、非常に厄介な使われ方がなされてしまう。とはいえこの用語法の混乱を
注視することは、〈移民〉をめぐって抱え込んでいる思想/思考の上での混乱
を解きほぐす糸口になるのではないかと考えられる。
 そこで本年度の大会では、既に世代を重ね、複雑な階層性と交差性を有して
いる在日コリアン社会を研究されている鄭康烈氏、ベトナム人実習生の研究を
続けてこられている巣内尚子氏に報告をいただき、これにヨーロッパの移民問
題に取り組んでいる上野貴彦氏のコメント、および帝国崩壊と人の移動を歴史
社会学から追求しいまは難民など外国ルーツの学生支援や教育支援をおこなう
団体の理事長として現場でも活動する蘭信三氏のコメント、以上の4名による
セッションを開催し、会場の出席者とともに議論を深めることとしたい。

 振り返れば、当学会は既に数々の大会企画や研究会で、社会学をはじめ、人
文社会科学の諸分野との交流・議論を重ねてきた。〈移民〉という課題の今日
性に向き合うとき、この姿勢は重要な意味を帯びてくる。
 本大会では、〈移民〉に関する現状分析を主題とする報告を行い、その内容
をめぐって歴史的な射程を持ちながら議論を行う形とした。排外的な主張が繰
り出される今日の状況を踏まえた上で、歴史を改めて捉え直し、思考をめぐら
すことにしたい。
 参加者諸氏の活発なご議論を期待する。

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30
9月

第183号【日本学術会議法に関する声明】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第183号(2025年9月30日)

【日本学術会議法に関する声明】
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日本学術会議法に関する声明

                          同時代史学会理事会
                             2025年9月20日
 
 私たち同時代史学会は、2020年に表面化した日本学術会議第25期会員の任命
拒否問題に対し、同年11月6日に理事会声明として「日本学術会議第25期推薦
会員任命拒否に関する人文・社会科学系学協会共同声明」に賛同し、被推薦者
の任命を強く求めた。また、同年12月13日に開催された2020年度総会において
「政府の日本学術会議会員の任命拒否、および学術会議の独立性と学問・表現
の自由への介入に対する抗議声明」
(https://www.doujidaishi.org/announcements/announcement20201213.html)
を採択し、史資料に基づく実証性を重視する本学会の立場から、政府の説明責
任を厳しく問うてきた。
 このような中、政府は日本学術会議の独立性を高めるためとして「日本学術
会議法案」を2025年の第217回国会に提出し、6月11日の参議院本会議におい
て可決、成立させた。しかし、同法は任命拒否問題に対する説明責任を果たす
ものではなく、これに蓋をし責任を回避する論点のすり替えであり、さらに人
事・予算・監督の各面で政府の介入を一層強化し、学問・思想・表現の自由を
深刻な危機に陥れるものである。
 同時代史学会は、2025年4月15日に公表された日本学術会議の声明「次世代
につなぐ日本学術会議の継続と発展に向けて~政府による日本学術会議法案の
国会提出にあたって」
(https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-26-s194-s.pdf)
および決議「日本学術会議法案の修正について」
(https://www.scj.go.jp/ja/head/pdf/20250415.pdf)
を支持する。
 政府による十分な説明がないまま、政府の介入を強化する内容を含む同法案
が成立したことに対し、本学会は強く抗議する。

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1
9月

第182号【同時代史学会第38回関西研究会のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第182号(2025年9月1日)

【同時代史学会第38回関西研究会のお知らせ】
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みなさま

平素は本会の活動をご支援いただき、ありがとうございます。
長らくお休みをしておりましたが、同時代史学会関西研究会第38回研究会を下
記のように開催します。 

ふるってご参加ください。

同時代史学会・第38回関西研究会
〈報告者〉
栫大也氏(九州大学)
「近代の反映としての山田耕筰?―1980年代以降の評伝、研究を中心に」(仮題)

日時:2025年9月27日(土)15:00~17:30
場所:キャンパスプラザ京都6階第7講習室(JR京都駅徒歩5分)
        https://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access

本研究会はハイブリッドでの開催です。
対面での参加の方は直接お越しください。

オンラインでの参加の方は下記まで登録ください。

登録:https://us02web.zoom.us/meeting/register/9ZionUANQM2yCvGPN7HVtQ
 
 登録後、研究会参加に関する情報の確認メールが届きます。
 参加希望の方は前日の9月26日(金)までに申込みください!
 参加費:無料(会員外の方にもお声をおかけ下さい)

配信担当:河西秀哉
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7
8月

第181号【【リマインド・告知】『同時代史研究』第19号の投稿原稿の募集について】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第181号(2025年8月7日)

【【リマインド・告知】『同時代史研究』第19号の投稿原稿の募集について】
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【リマインド・告知】『同時代史研究』第19号の投稿原稿の募集について

以下、投稿エントリーは来週8月13日(水)が締め切りです。
エントリーをお待ちしています!

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同時代史学会編集委員会

『同時代史研究』第19号(2026年9月刊予定)の投稿原稿を募集いたします。
奮ってご投稿くださいますよう、お願い申し上げます。

投稿規定、審査規定、執筆要領については、同時代史学会のホームページをご
覧ください。

https://www.doujidaishi.org/journal/journal_rules.html

スケジュール・投稿手続きは下記のとおりです。

2025年8月13日(水)
投稿原稿のエントリー締め切り
投稿をご希望される方は、電子メールで編集委員会宛に、名前・所属・原稿種
別・題名をご連絡ください。

アドレス:journal●doujidaishi.org (「●」を「@」にかえて下さい)
投稿原稿を提出する段階で、題名を若干修正することは認められます。
1週間以内に返信いたしますので、万が一到着しない場合には、必ずお問い合
わせください。

会員以外の方は投稿できませんので、ご注意ください。
なお、入会手続きはこちらをご覧ください。
https://www.doujidaishi.org/about/admission.html

2025年10月20日(月)
投稿原稿・要旨提出の締め切り
原稿と要旨(800字程度)を、1部ずつ提出してください。
送付先は以下の通りです。封筒表紙に「同時代史学会学会誌原稿在中」と朱書
きして下さい。当日の消印まで有効です。

〒464-8601
 名古屋市千種区不老町 名古屋大学大学院人文学研究科
 河西秀哉
あわせて締め切りまでに、原稿・要旨[原則として Word(.docx あるいは
.doc)]を、編集委員会宛に電子メール添付にてご送付ください。


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◆このメールマガジンは、同時代史学会会員の相互連絡を目的として、会員の
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 記載されたものを利用しています。ご了承下さい。

◆バックナンバーは https://www.doujidaishi.org/doujidaishi-mailnews/
 に転載されます。

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21
7月

第180号【お詫びと訂正】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第180号(2025年7月21日)

【お詫びと訂正】
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同時代史学会2025年度大会の日程について、第178号(2025年7月15日配信)で
「12月7日(土)」と記していましたが、「12月6日(土)」の誤りでした。
お詫びして訂正いたします。

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15
7月

第179号【【告知】『同時代史研究』第19号の投稿原稿の募集について】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第179号(2025年7月15日)

【【告知】『同時代史研究』第19号の投稿原稿の募集について】
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【告知】『同時代史研究』第19号の投稿原稿の募集について
同時代史学会編集委員会

『同時代史研究』第19号(2026年9月刊予定)の投稿原稿を募集いたします。
奮ってご投稿くださいますよう、お願い申し上げます。

投稿規定、審査規定、執筆要領については、同時代史学会のホームページをご
覧ください。
https://www.doujidaishi.org/journal/journal_rules.html

スケジュール・投稿手続きは下記のとおりです。

2025年8月13日(水)
投稿原稿のエントリー締め切り
投稿をご希望される方は、電子メールで編集委員会宛に、名前・所属・原稿種
別・題名をご連絡ください。
アドレス:journal●doujidaishi.org (「●」を「@」にかえて下さい)
投稿原稿を提出する段階で、題名を若干修正することは認められます。
1週間以内に返信いたしますので、万が一到着しない場合には、必ずお問い合
わせください。
会員以外の方は投稿できませんので、ご注意ください。
なお、入会手続きはこちらをご覧ください。
https://www.doujidaishi.org/about/admission.html
2025年10月20日(月)
投稿原稿・要旨提出の締め切り
原稿と要旨(800字程度)を、1部ずつ提出してください。
送付先は以下の通りです。封筒表紙に「同時代史学会学会誌原稿在中」と朱書
きして下さい。当日の消印まで有効です。
〒464-8601
 名古屋市千種区不老町 名古屋大学大学院人文学研究科 河西秀哉
あわせて締め切りまでに、原稿・要旨[原則として Word(.docx あるいは
.doc)]を、編集委員会宛に電子メール添付にてご送付ください。
原則として投稿後3ヶ月以内に審査結果をお伝えします。掲載決定後は掲載決
定証明書を発行できますので、ご相談ください。
お送りいただいた原稿・電子ファイルは、厳重に管理し、査読後はこちらで破
棄いたします。
エントリー後に投稿を辞退される場合も、ご連絡をお願いします。
2026年1月
審査結果通知(予定)
2026年9月
刊行(予定)
投稿について、ご不明の点やご相談などがありましたら、電子メールで編集委
員会(下記アドレス)へ問い合わせください。
  同時代史学会編集委員会 journal●doujidaishi.org
              (「●」を「@」にかえて下さい)
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15
7月

第178号【同時代史学会2025年度大会のお知らせ&自由論題報告者の募集】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第178号(2025年7月15日)

【同時代史学会2025年度大会のお知らせ&自由論題報告者の募集】
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同時代史学会2025年度大会のお知らせ

 今年度の同時代史学会年次大会は、本年12月7日(土)、名古屋大学 東山キ
ャンパス(名古屋市千種区)にて、「『多文化共生』の同時代史(仮)」と題
して開催いたします。
 パネラーやコメンテーター、大会趣旨文、スケジュール等は本HPにて随時お
知らせしていきますので、よろしくご確認下さい。
 *近年、ホテルの予約が困難になっております。前泊、あるいは後泊をご予
  定の方は、早めのご予約をお願い致します。

同時代史学会2025年度大会 自由論題報告者の募集

 今年度の同時代史学会年次大会は、本年12月7日(土)、名古屋大学東山キ
ャンパス(名古屋市千種区不老町)にて開催の予定です。つきましては、当日
午前中に実施される自由論題報告の報告者を募集します。日頃の研鑽を発表し
合い、議論を交わせる貴重な機会です。会員の皆様には、ぜひ奮ってご応募く
ださいますよう、お願い申し上げます。
 なお、機材や運営上の観点から、本年度も自由論題報告については原則、対
面開催となります。この点、ご理解を賜ります。

1.日時:2025年12月6日(土) 午前10時開始(最大13時20分終了予定)
 *御一人の持ち時間は報告40分+討論20分=計1時間を想定してください。
2.場所:名古屋大学 東山キャンパス 文学部本館・文系共同館
 *交通アクセス: https://www.nagoya-u.ac.jp/contact/directions.html
 *キャンパスマップ(マップ上のB4③):
  https://www.nagoya-u.ac.jp/contact/map.html
3.開催形態:対面開催
4.論題:日本を中心とする第二次世界大戦期以降の歴史を主な対象とする歴
  史的研究全般
5.エントリー資格:同時代史学会会員であること
 *非会員で応募される方は、エントリーと同時に入会手続きをお済ませくだ
  さい。
  参照・本会HP「入会のご案内」:
  https://www.doujidaishi.org/about/admission.html
6.エントリー方法:以下の項目を、電子メールか郵送で、下記9までお知ら
  せください。
 ① 報告者氏名、及び現在の所属
 ② 報告タイトル
 ③ 報告要旨(400字以内)
 ④ AV機材使用予定の有無
 *会場には備付のスクリーン、プロジェクタはありますが、PCは御自身で持
  ち込みを御願いします(Mac使用の場合はアダプタも含む)。
7.採否:理事会で審査の上、9月末日までに応募者本人に直接採否を通知し
  ます。
8.締切:2025年8月31日(日)必着
9.応募及び問い合わせ先:戸邉秀明(自由論題担当理事・東京経済大学教
  員)
  E-mail:tobe★tku.ac.jp(★ を @ に置き換えてください)
  〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34 東京経済大学 戸邉秀明 宛
 *郵送の場合、封筒に「同時代史学会自由論題応募」と書き添えてくださ
  い。
                                 以上
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5
6月

第177号【同時代史学会第53回定例研究会(修士論文報告会)】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第177号(2025年6月5日)

【同時代史学会第53回定例研究会(修士論文報告会)】
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同時代史学会第53回定例研究会(修士論文報告会)

下記の要領にて同時代史学会第53回定例研究会を行いますので、よろしくご参
加ください。

1.会場
二松学舎大学九段キャンパス三号館3021教室
https://www.nishogakusha-u.ac.jp/about/campus/a7.html

2.スケジュールと報告タイトル
日時
・2025年7月12日(土)、13:00~17:20(一人1時間20分)

内容
・新進気鋭研究者報告会(主に修士論文報告会として毎年開催)

報告者及び報告タイトル
・大山珠枝氏(名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程)
 「戦前戦後の農業者教育と移民
  ――農民講道館における南方・南米移民養成を中心に」
・村松由香子氏(相模原市立田名中学校国際教室教諭)
 「外国とつながる子どもに対する進学支援の現状と課題
  ―静岡県焼津市の事例を中心に―」
・宮本佑己氏(一橋大学大学院社会学研究科博士課程)
 「1970年代における学知と社会―自主講座「公害原論」からみる―」(仮)

・大山報告
報告:13時00分~13時50分(50分)
質問の整理:13時50分~13時55分(5分)
質疑応答:13時55分~14時20時(25分) 
・村松報告
報告:14時30分~15時20分(50分)
質問の整理:15時20分~15時25分(5分)
質疑応答:15時25分~15時50分(25分)
・宮本報告
報告:16時00分~16時50分(50分)
質問の整理:16時50分~16時55分(5分)
質疑応答:16時55分~17時20分(25分)

*最大延長、17時30分まで
その他
・参加費:無料
*会員以外にもお声がけください。
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2
6月

第176号【会員投稿:オンラインシンポジウム「〈資料〉から現在を問う」のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第176号(2025年6月2日)

【会員投稿:オンラインシンポジウム「〈資料〉から現在を問う」のお知らせ】
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※会員の松永健聖様より、以下の企画の通知をいただきましたので、皆様にご
 案内いたします。(長谷川)
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6月28日に、「<資料>から現在を問う」と題したオンラインシンポジウムを
行います。

『銃後史ノート』で有名な女性史研究者、故・加納実紀代さんの遺された膨大
な蔵書や史料をもとに、広島のフェミニストである高雄きくえさんが加納実紀
代資料室サゴリ(サゴリは朝鮮語で交差点の意味)を2023年3月に開設されま
した。
サゴリでは、2024年2月より、加納さんの遺された蔵書や資料を活用しなが
ら、加納さんのお仕事を再度女性史の中に位置付け直し、加納さんのお仕事を
現代に引き継ぐための有志の会「加納実紀代研究会」を設立し、これまで2ヶ
月に1度広島に集まり研究会を続けてきました。
この研究成果の一部として、この度、上野千鶴子基金の助成により、
「<資料>から現在(いま)を問う」とのタイトルで、上記のシンポジウムを
実施することになりました。
イベントの詳細は以下のとおりです。
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加納実紀代研究会シンポジウム <資料>から現在を問う

・開催日時:2025年6月28日(土) 10:30~17:00(12:00~13:00 昼休憩)

・会場:加納実紀代資料室サゴリ(オンライン配信)

・タイムテーブル:

1、加納実紀代資料室サゴリから(10:30~12:00)

高雄きくえ(サゴリ主宰)
峯桃香(立命館大学院生)
中森柚子(広島大学院生)

2、いま〈資料〉はどのような旅をし、どこにいるのか(13:00~15:00)

神崎清コレクション
加藤千香子(横浜国立大学名誉教授)
平井和子(一橋大学ジェンダー社会科学研究センター研究員)

イトー・ターリ資料
北原恵(大阪大学名誉教授)

「栗原貞子記念平和文庫」をひらく
森田裕美(中国新聞論説委員)

3、討論 〈資料〉の旅とその可能性に向けて(15:15~17:00)

司会 松永健聖(大阪大学院生)
コメンテーター 牧野良成(大阪大学院生)
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資料室「サゴリ」の名前の如く、加納さんの資料、そして全国にあるフェミニ
スト・アーカイブが、ジェンダー、セクシュアリティ、戦争、植民地問題、天
皇制etc.など、さまざまな「交差点」で交錯・撹乱するようなワクワクするシ
ンポジウムになると、企画者の一人として確信しております。
こちらのイベントはオンライン配信のみとなり、以下のURL(Peatix)よりお
申し込みいただけます。
https://kanokenkyu0628.peatix.com/

長丁場のイベントではありますが、ぜひ皆様ふるってのご参加をお待ちしてお
ります。

松永健聖(大阪大学・院)

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◆このメールマガジンは、同時代史学会会員の相互連絡を目的として、会員の
 みに送信されるものです。なお、メールアドレスは同時代史学会会員名簿に
 記載されたものを利用しています。ご了承下さい。

◆バックナンバーは http://www.doujidaishi.org/doujidaishi-mailnews/
 に転載されます。

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8
5月

第175号【会員投稿:ジェンダー史学会会員企画「金ちゃんの紙芝居」のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第175号(2025年5月8日)

【会員投稿:ジェンダー史学会会員企画「金ちゃんの紙芝居」のお知らせ】
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※会員の平井和子様より、以下の企画の通知をいただきましたので、皆様にご
 案内いたします。(長谷川)
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ジェンダー史学会会員企画、6月7日、上智大学にて
「金ちゃんの紙芝居が描く米軍基地の街・朝霞―少年から見た「ハニーさん」
たち」へのお誘いです。

「パンパン」は、闇市、「戦災孤児」と並び、占領期を象徴する存在として、
田村泰次郎の『肉体の門』(1946)に始まり、直近ではNHK朝ドラの『ブギウ
ギ』まで、さまざまな媒体によってさまざまに表象され、現在もされ続けてい
ますが、社会的抑圧が強いなか当事者の語りは発信されにくく、歴史学も戦後
史の中で正面から向き合ってこなかった感があります。

今回、埼玉県の朝霞市に米軍基地があった1950年代(特に朝鮮戦争の頃)、
「パンパン」たちに部屋を貸す「貸席屋」で育った、「金ちゃん」(田中利夫
さん、1941年生まれ)が、日記と抜群の記憶力をもとに描いた「紙芝居」の上
演会を行います。自身も「パンパン屋の子」と言われた「金ちゃん」が描き語
る、「内側」からの「ハニーさんたち」の姿に、じかに触れ、じかに感じてい
ただける貴重な機会です。

どなたでも参加できます(対面ですが後日、動画配信あり。無料)。

詳しくは、
以下のURLから申し込めます。
https://kamishibai-kinchan0607.peatix.com/

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