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6月

第176号【会員投稿:オンラインシンポジウム「〈資料〉から現在を問う」のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第176号(2025年6月2日)

【会員投稿:オンラインシンポジウム「〈資料〉から現在を問う」のお知らせ】
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※会員の松永健聖様より、以下の企画の通知をいただきましたので、皆様にご
 案内いたします。(長谷川)
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6月28日に、「<資料>から現在を問う」と題したオンラインシンポジウムを
行います。

『銃後史ノート』で有名な女性史研究者、故・加納実紀代さんの遺された膨大
な蔵書や史料をもとに、広島のフェミニストである高雄きくえさんが加納実紀
代資料室サゴリ(サゴリは朝鮮語で交差点の意味)を2023年3月に開設されま
した。
サゴリでは、2024年2月より、加納さんの遺された蔵書や資料を活用しなが
ら、加納さんのお仕事を再度女性史の中に位置付け直し、加納さんのお仕事を
現代に引き継ぐための有志の会「加納実紀代研究会」を設立し、これまで2ヶ
月に1度広島に集まり研究会を続けてきました。
この研究成果の一部として、この度、上野千鶴子基金の助成により、
「<資料>から現在(いま)を問う」とのタイトルで、上記のシンポジウムを
実施することになりました。
イベントの詳細は以下のとおりです。
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加納実紀代研究会シンポジウム <資料>から現在を問う

・開催日時:2025年6月28日(土) 10:30~17:00(12:00~13:00 昼休憩)

・会場:加納実紀代資料室サゴリ(オンライン配信)

・タイムテーブル:

1、加納実紀代資料室サゴリから(10:30~12:00)

高雄きくえ(サゴリ主宰)
峯桃香(立命館大学院生)
中森柚子(広島大学院生)

2、いま〈資料〉はどのような旅をし、どこにいるのか(13:00~15:00)

神崎清コレクション
加藤千香子(横浜国立大学名誉教授)
平井和子(一橋大学ジェンダー社会科学研究センター研究員)

イトー・ターリ資料
北原恵(大阪大学名誉教授)

「栗原貞子記念平和文庫」をひらく
森田裕美(中国新聞論説委員)

3、討論 〈資料〉の旅とその可能性に向けて(15:15~17:00)

司会 松永健聖(大阪大学院生)
コメンテーター 牧野良成(大阪大学院生)
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資料室「サゴリ」の名前の如く、加納さんの資料、そして全国にあるフェミニ
スト・アーカイブが、ジェンダー、セクシュアリティ、戦争、植民地問題、天
皇制etc.など、さまざまな「交差点」で交錯・撹乱するようなワクワクするシ
ンポジウムになると、企画者の一人として確信しております。
こちらのイベントはオンライン配信のみとなり、以下のURL(Peatix)よりお
申し込みいただけます。
https://kanokenkyu0628.peatix.com/

長丁場のイベントではありますが、ぜひ皆様ふるってのご参加をお待ちしてお
ります。

松永健聖(大阪大学・院)

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