第104号【歴史教育者協議会主催シンポジウムのご案内】

===================================

          同時代史学会電子メールニュース

                    第104号(2019年11月16日)

【歴史教育者協議会主催シンポジウムのご案内】
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 「東アジア歴史教育シンポジウム 三・一運動、五・四運動を学び合う」の
ご案内

 歴史教育者協議会の日韓交流委員会と日中交流委員会は、共同で下記の日
程、場所において東アジア歴史教育シンポジウムを開催します。
日韓交流委員会は、韓国の小学校や中学校、高校と四半世紀にわたる授業交流
の歴史を有します。日中交流委員会も、これまでの交流を引き継ぎながら昨年
まで5年連続で南京の高校を訪れ、授業見学や授業交流を行いました。今年は
三・一運動と五・四運動から100年にあたる記念すべき年です。韓国・中国の
教員たちと授業交流を進めてきた私たちは、これまで積み重ねてきた成果に依
拠しながら、昨今の様々な課題が山積している東アジア情勢のなかにあって、
今回の企画を韓国や中国における歴史教育の現在や、各国の教室、生徒の様子
を具体的に知る貴重な機会にしたいと考えています。
 また、1982年から2012年まで、30年にわたって活動を続けた比較史・比較歴
史教育研究会は、5年に一度、韓国や中国をはじめ、東アジアの国や地域の歴
史教育者と歴史教育シンポジウムを行い、自国史と世界史をめぐる国際対話に
取り組みました。私たちは、その歩みと研究・教育の成果に学びながら授業の
あり方について国境を越えて話し合う機会にしたいと思います。
 他国で行われた授業を鏡にして自国の授業や自国史を問い直すことは、歴史
学、歴史教育を問わず取り組むべき課題であり、一国史的な自国中心の歴史認
識、歴史叙述を省みることにつながるといえます。ひいては、2022年度から始
まる「歴史総合」において、どのような授業を積み重ねていくのかを考えるこ
とにも役立てたいと思います。
 質疑応答や総合討論は、逐次通訳を介して行われます。また、韓国と中国の
実践報告は、日本語に翻訳したものを資料として配布致します。ぜひ、ふるっ
てご参加下さい。


■日時 2019年11月30日(土) 13:00~
■会場 明治大学 研究棟4階 第1会議室
    (駿河台キャンパス・JR御茶ノ水駅下車)
■日程
〈第1部〉 シンポジウム 13:00~18:00
基調報告                  齋藤一晴(日本福祉大学)
授業実践報告
 中学生と学んだ三・一運動       小林優香(日本、法政大中高)
 韓国の子どもたちは三・一運動をどう学んだか
             朴(パク) 範(ポ)羲(ミ) (韓国、中央高校)
 五・四運動をどう教えているか 南京第一中学での授業から
            蒯(カイ) 泓(ホウ) (中国、南京市第一中学)
 五・四運動で学生たちが求めたものは何か
                   久木山咲(日本、大妻中野中高)
質疑応答・総合討論

〈第2部〉 レセプション 18:30~20:30
■  参加費  シンポジウム 1000円(学生・U25会員は500円)
       レセプション 4000円(学生・U25会員は2000円)
       レセプション会場は、シンポジウム当日にご案内いたします。

主催 一般社団法人 歴史教育者協議会   TEL: 03-3947-5701
   Email: jimukyoku★rekkyo.org
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

◆同時代史学会のホームページが移転しました。
 ブックマークをされている方は
 http://www.doujidaishi.org/
 に変更をお願いします。

◆このメールマガジンは、同時代史学会会員の相互連絡を目的として、会員の
 みに送信されるものです。なお、メールアドレスは同時代史学会会員名簿に
 記載されたものを利用しています。ご了承下さい。

◆バックナンバーは http://www.doujidaishi.org/doujidaishi-mailnews/
 に転載されます。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

担当    長谷川 亮一

===================================