10
2月

第50号【第35回定例研究会のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第50号(2014年2月10日)
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■第35回定例研究会のお知らせ
公害・食の安全に関する歴史的問題――映画『食卓の肖像』から考える
(同時代史学会第35回定例研究会)
〈上映〉
『食卓の肖像』(2011年/1時間43分)
製作・監督:金子サトシ
〈講演〉
金子サトシ(監督)
「カネミ油症の被害者たちから聞き取りして」
〈研究報告〉
宇田和子(立教大学非常勤講師)
「カネミ油症問題の政策論的示唆――食中毒と公害の枠組みを超えて」
主催:同時代史学会
共催:立教大学共生社会研究センター
日時:2014年3月1日(土)13:30~17:45
場所:立教大学池袋キャンパス14号館3階 301教室
 *通常とは会場が異なりますのでご注意ください。
参加費:無料
会員外の方にもお声をおかけ下さい。
連絡先:〒184-8501東京都小金井市貫井北町4-1-1
東京学芸大学人文社会科学系 及川英二郎研究室
      E-mail:egikawa★u-gakugei.ac.jp
      Fax:042-329-7294
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立教大学池袋キャンパスへのアクセス
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
池袋キャンパスマップ
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
立教大学共生社会研究センター
http://www.rikkyo.ac.jp/research/laboratory/RCCCS/
映画『食卓の肖像』公式ホームページ
http://shokutaku.ne.jp/
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担当    長谷川 亮一
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22
1月

第49号【「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」への入会を呼びかけます】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第49号(2014年1月22日)
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※今号では、吉田裕代表より紹介のありました、吉見義明さんの名誉棄損裁判
 支援ネットワークの案内を転送いたします。(長谷川)
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「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」への入会を呼びかけます
■入会のお願い
 吉見義明さんの名誉毀損裁判の支援ネットワーク「YOSHIMI裁判いっ
しょにアクション」(共同代表:吉田裕・梁澄子、略称:YOいっション)が二
〇一四年一月に正式に発足しました。「YOSHIMI裁判いっしょにアクシ
ョン」へのご入会をお願いします。会員には年2~3回会報をお届けします。
 年会費 二○○○円
 振替口座 00180-6-323261/口座名義 YOいっション
 通信欄に名前、住所、所属をご記入ください。
■メールマガジン講読のご案内
YOいっションではメルマガを発刊しています。最新情報をお届けします。
会員の方も、非会員の方も、ウェブサイトよりお申し込みください。
 yoisshon.net
■吉見裁判とは
 吉見裁判は、中央大学の吉見義明教授が日本維新の会の桜内文城衆議院議員
を名誉毀損で訴えた裁判です。
 二○一三年五月一三日、橋下大阪市長は「慰安婦制度は必要なのは誰だって
わかる」と発言して内外の批判を浴びました。特に海外での反響に対する弁明
として、橋下大阪市長は五月二七日に日本外国特派員協会で記者会見を行いま
した。
 その場において、司会者が吉見義明教授の著書に触れたことに対し、同席し
ていた桜内文城議員が、「これはすでにねつ造であるということがいろんな証
拠によって明らかとされております」と発言しました。桜内議員が「ねつ造」
であるとしたのは、吉見義明『従軍慰安婦』(岩波新書、一九九五年)の英訳
書であると考えられます。
 吉見教授は、二○年以上にわたって日本軍「慰安婦」の実態を研究してきま
した。発言の撤回と謝罪を求めたものの拒否されたため、吉見教授が桜内議員
を相手に提訴しました。これが、「吉見裁判」と略称している裁判です。
 第一回口頭弁論(一○月七日)では、「慰安婦は性奴隷か否か」について全
面的に争う様子もあり,「慰安婦」の定義をめぐる本格論争が展開する歴史的
な裁判になることも予想されます。
■吉見義明さんからのメッセージ
 外国特派員協会での橋下大阪市長の記者会見の場で、日本維新の会の桜内文
城衆議院議員は、「慰安婦」問題に関する僕の本を「捏造」であるといい、多
くの証拠で明らかにされているとまでいいました。研究者の研究成果を捏造で
あるというのは、その研究者に対する重大な名誉毀損に当るだけでなく、その
人格までも否定するものですから、やむをえず提訴しました。第一回口頭弁論
で、桜内氏は「慰安婦」が性奴隷だというのは「虚構の事実」の捏造だと主張
していますので、これも争点になると思います。徹底的に論破していきたいと
思います。ご支援をお願いいたします。
■問い合せ先(下記ウェブサイトからお願いします)
 yoisshon.net
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 が内容を確認した上で転載いたします。研究会等の案内にご活用下さい。
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担当    長谷川 亮一
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24
12月

第48号【第12回関西研究会のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第48号(2013年12月24日)
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■同時代史学会・第12回関西研究会のお知らせ
みなさま
今年もあわただしく過ぎ去ろうとしておりますが、おかわりございませんでしょ
うか。平素は本会の活動をご支援いただき、まことにありがとうございます。
さて、同時代史学会・第12回関西研究会が下記の要領で行われます。
皆様お誘い合わせのうえ、よろしくご参加のほど、お願いいたします。
同時代史学会・第12回関西研究会
〈報告〉
小宮京氏(桃山学院大学)
「自治体警察に関する一考察」
中島琢磨氏(龍谷大学)
「沖縄の「核抜き・本土並み」返還とその論理――日米安保条約の沖縄への適用
をめぐって」
日時:2014年1月12日(日)13:00~17:00
場所 関西学院大学大阪梅田キャンパス1406
※阪急梅田駅茶屋口から北へすぐ アプローズタワー14階
(大阪市北区茶屋町19-19 TEL 06-6485-5611)
関西学院大学大阪梅田キャンパスへのアクセス
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html
参加費:無料(会員外の方にもお声をおかけ下さい)
配信担当:河西秀哉
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担当    長谷川 亮一
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24
12月

第47号【吉見裁判第一回・第二回口頭弁論参加記】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第47号(2013年12月24日)
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※今号では、吉田裕代表より紹介のありました、吉見義明氏(中央大学教授)
 が桜内文城氏(衆議院議員)を名誉棄損で訴えた裁判の第1回・第2回口頭弁
 論参加記を配信します。
 なお、メールマガジン発行担当の手違いのため、第2回口頭弁論までに第1回
 分の参加記を配信することができませんでした。付してお詫び申し上げます。
 (長谷川)
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   吉見裁判 第一回口頭弁論(2013年10月7日)参加記
                              一事務局員
 10月7日、東京地裁で第一回口頭弁論が開かれた後、17時半~18時半にかけ
て霞が関の弁護士会館にて「吉見義明裁判報告集会」が、開催されました。
100人規模の会場は満席となり、主催者側が用意した「資料集」も足りなく
なるほどでした。
 司会進行は、裁判支援のための有志組織から本庄十喜さん(歴科協委員)が
つとめられました。
 まず弁護団から経過と概要の説明があり、吉見さんの法廷陳述が紹介され、
最後に、今後の「支援に向けてのお願い」の呼びかけがありました(支援団体
づくりのカンパでは、43840円が集まりました)。
被告側主張のポイントは、どうも
・名誉棄損の対象とされている、「これは、既に捏造であるということが、い
ろんな証拠によって明らかとされています」という桜内議員発言の「これ」が
指すのは「sex slavery」であるという主張であるので、吉見さんの本そのもの
ではない、ということになる。しかし被告の陳述の全体を通してみると、
「「慰安婦」が性奴隷だという主張はねつぞうである」、といいたいようであ
る。
・吉見教授の著作とその英訳書は、【慰安婦が「性奴隷」である】、という政
治的主張をなしている。
というところにある模様です。
 9・26付答弁書から引用すれば、
「8 原告の主張が悪質なのは、原告自身の著作物等に照らしても、『慰安
婦、すなわち日本軍の性奴隷』と断定するのは到底不可能であることを研究者
として熟知しつつ、英文翻訳を出版して、『慰安婦、すなわち日本軍の性奴
隷』と断定して自らの主張を世界中に撒き散らしたことである。
かかる原告の主張と行為は、日本国及び日本国民の名誉と尊厳を故なく毀損す
るものであって、断じて許す訳にはいかない。
「9 従って、原告が英文翻訳で『従軍慰安婦は軍による性奴隷であった』と
記述し、…断定した『慰安婦、すなわち日本軍の性奴隷』との主張は『捏造』
である。」
なのだそうです。
 被告側の戦術はまだよくわからないところも多々あるのは事実ですが、原告
弁護団の大森典子弁護士が「裁判が本格化する」と述べ、渡邊春己弁護士が、
「確信犯として、真っ向からきた」と述べた所以です。
 かくしてこの裁判では今後、日本軍「慰安婦」をめぐる核心的認識が、法廷
の場で争われることになりそうです。
 裁判では、研究内容とその評価にも踏み込むことが予想され、歴史研究とし
てどのように対応してゆくか、検討を深めたいところです。
・吉見さんご自身は、「これまで裁判支援はしてきましたが、今回はじめて当
事者、いわゆる原告というものになりました(笑)」とにこやかに支援を要請
されました。
  ※裁判長の小林久起は、東京地方裁判所部総括判事。
  司法と検察を交互に渡りあるき、異動人事で2004年から東京地裁に移り、
  2011年より総括判事就任という経歴の方です。↓
        http://www.e-hoki.com/judge/1125.html?hb=1
・当日、ネット右翼による動員はかけられなかった模様です。しかし、桜内議
員は「チャンネル桜」やSNS等のサイトを通じ、「国益のため負けられない裁
判」と呼号して、ネット右翼に広く支援活動を呼びかけています。口頭弁論二
回目以降、新たな動員がなされる可能性は、予測しておく必要があります。
以下、第2回口頭弁論と支援ネットワーク発足集会のお知らせです。どちらも
ふるってご参加下さい。
       ◇◆◇吉見義明裁判第2回口頭弁論のご案内◇◆◇
日時:2013年12月11日(水)15:00~
※当日14:10から20分程度傍聴券配布が予定されています(お早めにお
集まり下さい)。
場所:東京地方裁判所 103号大法廷(直前の急な変更もございます。念の
ため事前にご確認下さい)
東京地裁住所:東京都千代田区 霞が関1-1-4(地下鉄東京メトロ丸の内線・日
比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,地下鉄東京メトロ有楽町
線「桜田門駅」5番出口から徒歩3分)
HP:http://www.courts.go.jp/tokyo/
※裁判終了後、17:00から弁護士会館1008号室(東京地方裁判所隣)
にて報告集会も開催いたします(参加費500円)。奮ってご参加下さい。弁護
士会館住所:東京都千代田区霞が関1丁目1番3号
連絡先:YOSHIMI裁判いっしょにアクション(1月の立ち上げに向けただいま準
備中です)
メールアドレス:yoissyon★gmail.com
   ◇◆◇YOSHIMI裁判いっしょにアクション発足集会のご案内◇◆◇
吉見義明(日本近現代史・中央大学)氏が桜内文城衆議院議員(日本維新の
会)を相手取り争っている名誉毀損裁判の支援ネットワーク(YOSHIMI裁判い
っしょにアクション)が2014年1月に正式に発足します。それに伴い、下
記のとおり大集会を開催する予定となりました。つきましては、多くの方のご
参加・ご支援をよろしくお願いいたします。
日時:2014年1月11日(土)
14時~16時半(開場13時半)
会場:在日本韓国YMCA アジア青少年センター
住所:〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-5-5
電話:03‐3233-0611
主な登壇者:吉見義明氏、大森典子氏他弁護団、梁澄子氏、他調整中
参加費:800円(学生500円)
お問い合わせ: yoissyon★gmail.com
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   吉見裁判 第二回口頭弁論(2013年12月11日)参加記
 
          YOSHIMI裁判いっしょにアクション準備会 一事務局員
 
 12月11日、東京地方裁判所103号大法廷において、吉見義明教授(中央大
学)が桜内文城衆議院議員(日本維新の会)を名誉毀損で訴えた民事裁判の第
2回口頭弁論が行われました。当日は約90枚の傍聴券を求め、130人余りが列を
作り抽選が行われました。この裁判の注目度の高さがうかがえます。
 15時過ぎから開始された口頭弁論では、まず、被告の準備書面の要約を代理
人の荒木田修弁護士が述べました。これに対して原告代理人である川上詩朗弁
護士が反論し、渡邊春己弁護士が次回の裁判で主張する要点を提示して、30分
ほどで終了しました。
 被告側の主張の要点としては、原告は名誉毀損の請求原因を特定できておら
ず名誉毀損の成立要件を満たしていないため、不当な提訴であるということで
す。具体的には、被告が橋下大阪市長の記者会見の冒頭で述べた「これは既に
捏造だということがいろんな証拠によって明らか」の「これ」は「慰安婦が性
奴隷である」ということであり、原告の著作を示さない。捏造というのは「事
実でないことを事実のように拵えて言うこと」であるので、「慰安婦が性奴隷
である」というのは概念であり事実ではないので名誉毀損は成立しない。仮に
原告の主張通りに「これ」が著作を示すとしても、著作は本であるので事実で
はなく、名誉毀損の要件を満たさない。また、「慰安婦が性奴隷というのは捏
造である」という主張は、被告の独自の説ではなく多くの学者や評論家、漫画
家などが主張しているので被告のみを訴えるのは不当である。被告の発言は対
立する学説を否定するためのものであり、慰安婦が性奴隷か否かの論争として
とらえるべきで、邪馬台国畿内説・九州説の論争と同じものである(!)。す
なわち、被告の発言は名誉毀損には当たらず、不当な提訴である、と主張して
いました。
 原告側は、問題となっている「これ」の前には「慰安婦が性奴隷」という発
言は全く登場しないことから被告の主張は全く成立せず、「これ」が原告の著
作を示すことが明らかであり、被告の主張は全く独断で非常識な解釈だと反論
しました。また、社会通念上「著作が捏造」だと言う場合、「著作の内容が捏
造」といっているに等しいと主張し、これに対しては裁判官から、多くの場合
そうであるとの理解を得られました。原告側は、次回以降指示語である「こ
れ」が指示する語句を発言の文脈から特定させるとともに、被告の発言は原告
の社会的評価の低下をもたらしており、名誉毀損の要件事実を満たしているこ
とを判例を摘示する事で明らかにすると述べました。
 続いて17時過ぎから、弁護士会館において「YOSHIMI裁判いっしょにアクシ
ョン(略称YOいっション)」準備会主催の裁判報告集会が行われ、約40名が集
まりました。本集会では弁護団による今回の裁判の解説や、荒井信一氏と西野
瑠美子氏から本裁判と関連して日本軍「慰安婦」について理解を深める報告が
ありました(カンパでは、10,873円が集まりました)。
 渡邊弁護士の解説によると、今回の裁判で被告側が「原告が請求原因を特定
していない」と主張したのは、この線から攻めるのが最も裁判所に受け入れら
れやすいと判断したからだとみられます。しかしそれでも無理のある主張であ
り歯切れが悪いものであったということです。これに対して裁判所は被告の主
張には乗らず、原告側に反論の機会も与えられました。今後裁判は通常の名誉
毀損裁判として進行する見通しであるということで弁護団は手応えを感じてい
るようでした。次回以降はこれまで以上に丁寧に名誉毀損が成立するという主
張を行なっていき、原告の著書のどの部分が捏造なのか被告に明確にさせてい
くということです。また、傍聴人や原告側弁護団の多さは、裁判所の判断に確
実によい影響を与えているということでした。
 続いて荒井信一氏が、「慰安婦、すなわち日本軍の性奴隷」という用語・認
識は、国連の人権機関において1996~97年頃には成立していたことを具体的な
資料に基づき説明し、「慰安婦、すなわち日本軍の性奴隷」が原告の捏造だと
する被告の主張は完全に成り立たないことを示しました。
 また、西野瑠美子氏が、最近の日本軍「慰安婦」をめぐる新聞記事が紹介し
ながら、メディアによる日本軍「慰安婦」への認識を後退させる動きが活発化
していることを指摘して、本裁判の重要性を訴えました。
 原告の吉見氏は、この裁判での被告の主張は無理があるのは明らかであるの
で、すっきり勝たなければならない、特定秘密保護法も成立する社会状況の中
できちんと意見を表明することが重要であり、おかしいことにはおかしいと言
わなければならないと述べました。
 被告側は、被告本人のTwitterでの傍聴の呼びかけもむなしく動員について
は劣勢を感じているようで、次回はより動員をかけてくることが予想されま
す。また、法廷で有効な主張ができないことから、「原告は裁判にあたりいい
かげんな書面しか出さず、不当な提訴である」というような主張を法廷外で展
開する模様で注意が必要です。またこの裁判を「『慰安婦=性奴隷』捏造裁
判」と位置付け、その主張をあらゆる手段を使って撒き散らす機会としてお
り、予断を許さない状況であることには変わりません。
 被告側は、法廷において、上記で紹介した以外にも、発言者本人は「これ」
を「慰安婦は性奴隷」を指すつもりで発言したのだから、この発言は発言者の
意図通りに解釈しなければならないというめちゃくちゃな責任回避を行ってい
ましたが、これはもはや被告の政治家としての資質を疑うしかありませんでし
た。また、邪馬台国論争を持ち出してきて議論を撹乱するなど、これらの主張
には説得力が全く無いどころか、「言葉遊び」に終始しています。被告側は裁
判の結果を重視しているというよりも、法廷内外であらゆる方法を使って吉見
氏の人格や信用をおとしめ、日本軍「慰安婦」は性奴隷であるという事実を隠
ぺい・歪曲することが目的であると判断せざるをえず、これは卑劣きわまりあ
りません。
       付記 第三回口頭弁論について
 第三回目の口頭弁論は次のとおり行われる予定です。傍聴を通じてご支援を
お願いします。
 日時:二〇一四年三月三日午後三時
 場所:東京地方裁判所103号大法廷
傍聴券は抽選となる見通しです。
なお、終了後、報告集会を開催する予定です(会場、時間未定)。
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担当    長谷川 亮一
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11月

第46号【2013年度年次大会のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第46号(2013年11月16日)
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■ 同時代史学会2013年度年次大会のお知らせ
2013年度大会「歴史としての高度成長」
報告者:武田晴人(論題未定)
    下村太一「高度成長と自民党政治 ――「保守の危機」と田中角栄――」
コメンテーター:大門正克・小澤弘明
(午前の部:自由論題報告)
 第1グループ
  山本武利「占領期の闊達な庶民メディア」
  須藤遥子「自衛隊協力映画の同時代史~1960年代から現在まで」
 第2グループ
  黒川伊織「戦後文化運動からベトナム反戦運動へ―戦後神戸の運動史に即して―」
  中村一成「『国民皆保険』の形成と大都市における国民健康保険」
 第3グループ
  櫻澤誠「1960年代前半の沖縄における保守勢力の再検討」
  千地健太「沖縄における都道府県立慰霊塔の建設」
 第4グループ
  陳激「漁業問題と日中関係 -1945~1949年を中心に」
  清水さゆり「北太平洋漁業協定と戦後海洋資源管理体制の形成」
日時 2010年12月7日(土)10:00~17:30(9:30受付開始)
   ※12:50~13:20まで総会を開催します。ご参加下さい。
   ※大会終了後、懇親会を予定しております。
資料代:500円
会場:一橋大学東1号館 最寄り駅:国立駅(JR中央線)
一橋大学国立キャンパス 交通案内
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/kunitachi.html
国立キャンパス 建物配置図
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/
大会についての最新情報、報告要旨などに関しては、同時代史学会のサイトを
御覧ください。
http://www.geocities.jp/doujidaisigakkai/
事務局
〒214-8580
川崎市多摩区東三田2-1-1 専修大学経済学部永江雅和研究室
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 みに送信されるものです。なお、メールアドレスは同時代史学会会員名簿に
 記載されたものを利用しています。ご了承下さい。
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 が内容を確認した上で転載いたします。研究会等の案内にご活用下さい。
◆バックナンバーは http://www.geocities.jp/doujidaisigakkai/mailnews/
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担当    長谷川 亮一
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16
11月

第45号【「特定秘密保護法案に対する歴史学関係者の緊急声明」への賛同署名のお願い】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第45号(2013年11月16日)
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■ 「特定秘密保護法案に対する歴史学関係者の緊急声明」への賛同署名のお願い
歴史学の研究と教育に関わるすべての方々へ:
 「特定秘密保護法案に対する歴史学関係者の緊急声明」への賛同署名をお願い
することになりました。歴史学関係者の見解を、社会に力強く発信していくためで
す。
下記のウェブサイトにアクセスすれば、声明文を確認し、署名することができます。
至急賛同署名をお願いします
http://chn.ge/1hEH5WP
緊急の取り組みです。どうか御協力のほど、お願いします。
お知り合いの方々にも広めて下さい。
              緊急声明発表者一同
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※オリジナルのURLは長すぎるため、短縮URLを掲載させていただきました。
 署名は Change.org [http://www.change.org/ja]によるものです。
 (長谷川)
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担当    長谷川 亮一
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2
10月

第44号【第34回定例研究会のお知らせ&第11回関西研究会(書評会)のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第44号(2013年10月2日)
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 今回は11月2日の第34回定例研究会、11月30日の第11回関西研究会について
ご案内いたします。
■ 同時代史学会・第34回定例研究会のお知らせ
 第34回定例研究会が11月2日に開催されます。
〈テーマ〉
 第二次世界大戦後の軍隊経験と社会
〈報告〉
 植野 真澄(政治経済研究所研究員)
  「戦後日本の戦争犠牲者援護と傷痍軍人」
 松村 美穂(一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程)
  「軍隊の移動 ――移動、労働、ジェンダーの視点から――」
〈コメント〉
 河野 仁(防衛大学校教授)
 吉田 裕(一橋大学大学院教授)
日時:2013年11月2日(土)14:00~18:00
場所:立教大学池袋キャンパス12号館地下第3・4会議室
参加費:無料
会員外の方にもお声をおかけ下さい。
連絡先:〒184-8501東京都小金井市貫井北町4-1-1
 東京学芸大学人文社会科学系 及川英二郎研究室
  E-mail:egikawa★u-gakugei.ac.jp
  Fax:042-329-7294
■ 同時代史学会・第11回関西研究会(書評会)のお知らせ
各位
秋冷の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は本会の活動を
ご支援いただき、まことにありがとうございます。
さて、同時代史学会・第11回関西研究会(書評会)が下記の要領で行われます。
皆様お誘い合わせのうえ、よろしくご参加のほど、お願いいたします。
日時:11月30日(土)13:30~17:00
場所:追手門学院大阪梅田サテライトセミナールーム
http://www.otemon.ac.jp/umeda/index.html
※阪急梅田駅・JR大阪駅 阪急ターミナルビル16階
(大阪市北区芝田1-1-4 TEL 06-6359-2050)
※いつもと場所が違います!ご注意ください。
対象:恒木健太郎『『思想』としての大塚史学―戦後啓蒙と日本現代史』(新泉
社、2013年)
http://www.shinsensha.com/detail_html/01zinbun/1307-2.html
評者:
牧野邦昭氏(摂南大学)
ばん澤歩氏(大阪大学) ※「ばん」は「方」偏に「鳥」
*著者の恒木氏も来られます。
参加費:無料(会員外の方にもお声をおかけ下さい)
配信担当:河西秀哉
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担当    長谷川 亮一
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17
8月

第43号【大会自由論題報告の募集】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第43号(2013年8月17日)
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■ 同時代史学会大会自由論題報告の募集
今年度の同時代史学会は2013年12月7日(土)に一橋大学にて実施される予定
です。つきましては、自由論題報告の報告者を募集します。会員各位の振るっ
てのご参加をお待ち申し上げます。
日時:2013年12月7日(午前中)
場所:一橋大学キャンパス
論題:原則として、日本を中心とする第二次世界大戦以後(日中戦争開始前後
までを含む)の歴史に関するもの。
エントリー資格:同時代史学会会員であること(エントリー時点において)。
エントリー方法:報告タイトルと報告要旨柵字以内を記載し、電子メールにて
下記アドレスに送付ください。
採否:理事会で審査のうえ、9月末日までに採否をご連絡致します。会場の教
室の都合上、全12報告を上限とさせて頂きます。
受付期限:2013年8月末日(発送時点)。
送信・問い合わせ先:
〒186 川崎市多摩区東三田2-1-1 専修大学10号館永江研究室「同時代史学会事務局」
nagae ★ isc.senshu-u.ac.jp
(Web 担当者の手違いにより、メールでのご連絡が大幅に遅れてしまいました。
 深くお詫び申し上げます。――長谷川)
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担当    長谷川 亮一
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19
6月

第42号【第10回関西研究会(書評会)のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第42号(2013年6月19日)
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■同時代史学会・第10回関西研究会(書評会)のお知らせ
みなさま
初夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は本会の活動
を支援いただき、まことにありがとうございます。
さて、同時代史学会・第10回関西研究会(書評会)が下記の要領で行われます。
皆様お誘い合わせのうえ、よろしくご参加のほど、お願いいたします。
日時:7月21日(日)13:30~17:00
場所:西宮市大学交流センター講義室2
   http://www.nishi.or.jp/homepage/daigaku/info/index.html
   ※阪急神戸線 西宮北口駅より北東へ徒歩2分
   (西宮市北口町1-2 ACTA西宮東館6F TEL0798-69-3155)
   ※いつもと場所が違います!ご注意ください。
対象:根津朝彦『戦後『中央公論』と「風流夢譚」事件―「論壇」・編集者の思
想史』(日本経済評論社、2013年)
   http://www.nikkeihyo.co.jp/books/view/2252
評者:木村智哉氏(日本学術振興会特別研究員)
   福間良明氏(立命館大学)
*著者の根津氏も来られます。
参加費:無料(会員外の方にもお声をおかけ下さい)
配信担当:河西秀哉
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17
6月

第41号【第33回定例研究会のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース
                    第41号(2013年6月17日)
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■同時代史学会・第33回定例研究会のお知らせ
 第33回定例研究会が7月6日に開催されます。
同時代史学会・第33回定例研究会
院生・若手 自由論題報告会
〈報告〉
小林 諒一(都留文科大学・院修了)
「戦後日本における利益誘導型政治 ――金丸信と山梨県政の関わりから――」
比江島 大和(一橋大学・院)
「総力戦期における地域「振興」 ――宮崎県祖国振興隊の事例から――」
新井 隆(一橋大学・院)
「グアムにおける戦争の記憶の表象と戦後補償請求
 ――先住民チャモロの視点を中心に――」
日時:2013年7月6日(土)14:00~18:00
場所:立教大学池袋キャンパス5号館3階 5302教室
 *通常とは会場が異なりますのでご注意ください。
参加費:無料
会員外の方にもお声をおかけ下さい。
連絡先:〒184-8501東京都小金井市貫井北町4-1-1
東京学芸大学人文社会科学系 及川英二郎研究室
E-mail:egikawa★u-gakugei.ac.jp
Fax:042-329-7294
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