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12月

第172号【同時代史学会賞規程案】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第172号(2024年12月3日)

【同時代史学会賞規程案】
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同時代史学会会員各位

 12月7日に同時代史学会大会・総会を開催します。
 今年の総会において、学会賞創設のため、「同時代史学会賞規程」の審議を
行います。
 当日、規程案を配布しますが、本メールにも添付いたしますので、あらかじ
めお目通しいただけると幸いです。

 よろしくお願い申し上げます。

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0172_学会賞規程(2024年12月7日総会審議).pdf

25
8月

第168号【同時代史学会2024年度大会のお知らせ】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第168号(2024年8月25日)

【同時代史学会2024年度大会のお知らせ】
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 2024年度大会「空襲/空爆とその記憶の同時代史(仮)」

 日時
 2024年12月7日
 会場
 駒澤大学 駒沢キャンパス 3号館(東京都世田谷区駒沢1-23-1)

 全体会 13:30~17:30

<報告者>
 長志珠絵(神戸大学)
 「防空と銃後」(仮)
 千地健太(東京大空襲・戦災資料センター学芸員)
 「東京大空襲における朝鮮人の空襲被害ー実態、証言、展示ー」
<コメント>
 田中利幸(歴史家)
 伊香俊哉(都留文科大学)


趣旨文
空襲/空爆とその記憶の同時代史(仮)

 空爆による無差別大量虐殺は、第一次世界大戦から本格的に始まり、第二次
世界大戦を経て、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、コソボ紛争、アフガ
ン・イラク戦争、シリア内戦、そして現在もなお続くロシアのウクライナ攻撃
やイスラエルのガザ地区攻撃に至るまで、およそ100年以上にわたって連続し
ている。
 第一次世界大戦後に戦略爆撃を体系化したイタリアの将軍ジュリオ・ドゥー
エは、空爆は「残虐な特性にもかかわらず流血が少ないので、高い立場から見
れば従来の戦闘よりも人道的である」と述べて、無差別爆撃を正当化した。加
害者研究においても、被害者との物理的・心理的距離は罪責感を麻痺させ、加
害行為を容易にすることが指摘されているが、「高い立場」から爆撃を命令
し、爆弾投下を可能にした20世紀以降の「空の戦争」は、爆撃の下で苦しむ無
数の人々の視点を完全に欠落させることで行われてきた。1970年代以降の空襲
記録運動とその継承活動は、爆撃を受ける側の「空襲」の視点に立ち、こうし
た「高い立場」から攻撃を加える「空爆」を批判的に捉え返す営為であり、現
在進行中の空爆の下で起きている現実と、今後長期にわたって続く破壊的な影
響を人類につきつけている。
 一方、これまでも度々指摘されてきたように、帝国主義の時代に誕生した飛
行機が初めて戦争の兵器として利用されたのは、バルカン半島と北アフリカで
の植民地戦争からであり、日本も1930年に植民地統治下の台湾で起きた霧社事
件の際に、空爆による大規模な「鎮圧」作戦を行った。また、十五年戦争にお
いて日本は、アメリカによる無差別爆撃の被害を受ける前に、錦州や南京、重
慶に無差別爆撃を行う加害国でもあった。さらに、連合国軍側の攻撃対象は、
大日本帝国の植民地や東南アジア各地の日本軍の拠点、「満洲」の満鉄沿線の
工場地帯に及んだ。それだけではなく、原爆が投下された広島・長崎と同様
に、東京や大阪などの大都市には、戦時労働力として動員された植民地出身の
人々が居住しており、多くの人々が空襲の被害を受けた。彼らの被害はこれま
であまり語られてこなかったが、被害の実態調査や、「創氏改名」後の日本人
名で慰霊碑に記録されてきた名前を本名に変更する取り組みなどが近年市民活
動によって進められている。彼らがなぜそこにいたのかをふまえれば、「日本
国民の被害」として均質化されがちな空襲経験を、植民地支配責任の観点から
再度捉え直す必要があるだろう。
 以上をふまえて、一人目の報告者である長志珠絵氏には、戦時下の「防空」
の動員・管理の対象であった女性や植民地出身者について報告していただく。
また二人目の千地健太氏には、東京大空襲戦災資料センターにおける朝鮮人被
害者に関する展示の経緯について報告していただく。両報告を通じて、空爆/
空襲論においては、顔も名前もない集合的な死者として、あるいは「庶民」
「民衆」「日本人」として括られがちであった空襲言説をジェンダーと植民地
主義の観点から再考する場となるであろう。また、コメンテーターは伊香俊哉
氏と田中利幸氏に依頼した。
 空襲/空爆の問題は、現在の日本社会とも無縁ではない。日本政府は植民地
戦争や植民地支配に起因する空襲の被害者、中国への侵略戦争の際に行った爆
撃の被害者に対する謝罪や賠償を行っておらず、国内の空襲被害者について
も、「戦争被害受忍論」を理由に補償を拒み続けている。また、朝鮮戦争・ベ
トナム戦争の際には、在日米軍基地は米軍機の出撃・補給基地として無差別爆
撃に関わった。そして、現在進行中の空爆による無差別大量虐殺を止めること
ができていない。本シンポジウムが、20世紀初頭から現在まで続く、無差別大
量虐殺とその不処罰の歴史に抗するための議論の場となることを期待したい。


<主要参考文献>
荒井信一『空爆の歴史―終わらない大量虐殺』岩波書店、2008年。
伊香俊哉『戦争はどう記憶されるのか 日中両国の共鳴と相剋』柏書房、
 2014年。
栗原俊雄『東京大空襲の戦後史』岩波書店、2022年。
長志珠絵「『防空』のジェンダー ―戦前戦後における日本の空襲言説の変容
と布置」『ジェンダー史学』11号、2005年。
長志珠絵「交差する植民地主義とジェンダー ―歴史認識としての空襲」『日
本思想史研究会会報』39号、2009年。
田中利幸『空の戦争史』講談社、2008年。
塚崎昌之『大阪空襲と朝鮮人そして強制連行』大阪空襲75年朝鮮人犠牲者追悼
 集会実行委員会、2022年。
林博史『朝鮮戦争 無差別爆撃の出撃基地・日本』高文研、2023年。
前田哲男『戦略爆撃の思想 ―ゲルニカ、重慶、広島』凱風社、2006年。
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2
8月

第167号【同時代史学会2024年度大会 自由論題報告者の募集】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第167号(2024年8月2日)

【同時代史学会2024年度大会 自由論題報告者の募集】
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同時代史学会2024年度大会 自由論題報告者の募集

 今年度の同時代史学会年次大会は、本年12月7日(土)、駒澤大学(東京都
世田谷区)にて開催の予定です。つきましては、当日午前中に実施される自由
論題報告の報告者を募集します。日頃の研鑽を発表し合い、議論を交わせる貴
重な機会です。会員の皆様には、ぜひ奮ってご応募くださいますよう、お願い
申し上げます。
 なお、機材や運営上の観点から、本年度の自由論題については原則、対面開
催となります。この点、ご承知おきください。

1.日時:2024年12月7日(土) 午前10時開始(最大13時20分終了予定)
  *御一人の持ち時間は報告40分+討論20分=計1時間を想定してください。
2.場所:駒澤大学 駒沢キャンパス 3号館
  *アクセス:https://www.komazawa-u.ac.jp/access/
  *キャンパスマップ: https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/campus/komazawa.html
3.開催形態:対面開催
4.論題:日本を中心とする第二次世界大戦期以降の歴史を主な対象とする歴
  史的研究全般
5.エントリー資格:同時代史学会会員であること
  *非会員で応募される方は、エントリーと同時に入会手続きをお済ませく
   ださい。
   参照・本会HP「入会のご案内」: http://www.doujidaishi.org/about/admission.html
  *当日、PCを利用される方は、御自身で持ち込みを御願いします(Mac使
   用の場合はアダプタも含む)。
6.エントリー方法:以下の項目を、電子メールか郵送で、下記9までお知ら
  せください。
  ① 報告者氏名、及び現在の所属
  ② 報告タイトル
  ③ 報告要旨(400字以内)
7.採否:理事会で審査の上、9月末日までに応募者本人に直接採否を通知し
  ます。
8.締切:2024年8月31日(土)必着
9.応募及び問い合わせ先:戸邉秀明(自由論題担当理事・東京経済大学教員)
  E-mail:tobe ★ tku.ac.jp
  〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34 東京経済大学 戸邉秀明 宛
*郵送の場合、封筒に「同時代史学会自由論題応募」と書き添えてください。
以上
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24
11月

第159号【同時代史学会2023年度大会 オンライン参加登録(12月3日締切)】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第159号(2023年11月24日)

【同時代史学会2023年度大会 オンライン参加登録(12月3日締切)】
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同時代史学会2023年度大会 オンライン参加登録(12月3日締切)

今年度の同時代史学会大会を、12月9日(土)に開催します。午後の全体会、
および総会のみ、ハイブリッド開催とします。
なお、自由論題報告については、オンライン配信は行いませんのでご了承下さ
い。
オンラインから参加される方は、12月3日(日)までに、下記のフォームから
登録して下さい。
※会場においでになる方は、登録は不要です。

 ZOOMのIDは、大会・総会の当日までに、
【同時代史学会2023年大会 】
よりお送りします。

総会     12:40~13:10
全体会    13:30~17:40


※大会への参加は、同時代史学会会員、および会員の紹介がある方に限定しま
す。
※総会への参加は、同時代史学会会員に限定します。


【大会参加登録フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf2BCI67WAEZpObHdLvaOOs8G2oQ3K109tqzOfv5b6tlCMegA/viewform?usp=sf_link
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16
10月

第157号【同時代史学会2023年度大会(趣旨文・全体会報告要旨)】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第157号(2023年10月16日)

【同時代史学会2023年度大会(趣旨文・全体会報告要旨)】
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2023年度大会の趣旨文・全体会報告要旨をお伝えします。

12月9日(土)
会場:東京経済大学

10:00~12:00 自由論題報告(対面のみ)
12:40~13:10 総会(オンラインによる中継を予定)
13:30~17:40 全体会(オンラインによる中継を予定)
「安定化させる力学とかき消されていく声―1973年以降の水俣から考える―」
    井上ゆかり(熊本学園大学水俣学研究センター 研究員)
    原子栄一郎(東京学芸大学環境教育研究センター 教員)
    遠藤邦夫(水俣病センター相思社 元職員)
18:00~   懇親会

【趣旨文】
 本年度は1973年に水俣病第1次訴訟の熊本地裁判決が出て50年の節目にあた
る。そこで、同時代史学会では、「安定化させる力学とかき消されていく声ー
1973年以降の水俣から考えるー」と題して大会企画を組んだ。
 2002年に設立された同時代史学会では、すでに2008年に「消費からみる同時
代史」と題して、高度経済成長期の消費生活と公害問題のあり方について論じ
た。また、本年度5月に開催された歴史学研究会の現代史部会では、「社会運
動と環境・民主主義― 新自由主義時代の民衆像を求めて―」と題する企画が
組まれている。他方、1990年代から活動を続けている水俣フォーラムがこの秋
「水俣・福岡展2023」を開催したほか、今月は2013年に発足した「公害資料館
ネットワーク」のシンポジウムも予定されている。
 これらをふまえ、本企画では熊本地裁判決後の「水俣」について、被害者や
その家族のその後の「生」のリアルや地域社会の実像をていねいに拾いなが
ら、「かき消されていく声」を考察したいと考えた。その含意は以下の通りで
ある。
 ある段階で社会的に喚起されたり再喚起されたりする問題は、そのつど「安
定化」させる力学にさらされ、さまざまな現場の「声」がかき消されていく。
今日の原発問題をはじめ、戦争や震災からの「復興」といった過程にも、同様
の現象が見られるだろう。この「安定化」に関わる動きは多元的で複合的であ
る。加害企業や行政による動きもあれば、メディアや一般的な世論の動きもあ
る。地域社会内部でのさまざまな人間関係によってもそれはもたらされるだろ
う。大量消費社会や新自由主義によって痩せ細っていく公共圏の問題もある。
アカデミズムや教育現場の関与も否定できない。
 1950年代に「奇病」として顕在化した水俣病は、1959年に新日本窒素肥料株
式会社(以下チッソ)の工場排水による有機水銀中毒であることが熊本大学医
学部の研究班によって特定されたが、行政やチッソの妨害などから被害者の訴
えは封印された。1960年代後半に全国的に反公害の機運が高まるなか、1973年
の熊本地裁判決によりチッソの加害責任が確定するが、それ以後も、補償協定
をめぐる直接交渉が行われたほか、環境庁(当時)の定めた認定基準をめぐる
未認定患者の問題は現在も係争中である(9月27日 大阪地裁判決)。その
間、「水俣病関西訴訟」で国や県の行政責任が問われるなか(2013年10月15日
最高裁判決)、国家による「和解」や「救済」にむけた取り組みがある一方
で、水俣では市民同士の分断を修復する「もやい直し」の試みが1990年代以降
取り組まれてきた。
 そうしたなかで水俣のローカルな現状は、ともすると美化され神話化され
る。その傾向は、アカデミズムの良心的な研究活動にも内在しうるし、「水俣
を教える」という場面においても、無視できない傾向としてあるだろう。過去
の問題を現在の問題に直結させて考える「非歴史的思考」の陥穽もある。リア
ルな(そして歴史的な)「人間」の存在がともすれば軽視されるこれらの傾向
に対して、私たちはまず、生身で等身大の「水俣」が1973年以降も存在すると
いう当たり前の事実を再確認したいと思う。そこには、被害者同士の軋轢や葛
藤も当然含まれよう。そうしたローカルな視点を見失うことで、「安定化」さ
せる力学に対して私たちは無防備となる。今回の大会では、被害者や地域社会
の実像を美化することなく提示し、「かき消される声」や「安定化する力学」
の具体像を1973~1990年代を軸に検討したいと思う。
 そこでまず井上ゆかり氏には、「一次訴訟判決後から現在までの水俣病被害
当事者の『かき消されゆく声』」と題して、1973年以降の「かき消されていく
声」の実状を、女島の漁民やチッソ労働者の視点、また現在の胎児性世代の訴
訟や認定されない被害当事者の状況などを中心に紹介していただく。これまで
多くの患者さんに接してこられ、「人間の営みを中心とした理論形成」を志し
てこられた井上氏に、さまざまな立場をふまえた生のリアルを見据え、「安定
化」させる力学にさらされた現場の視点から問題提起していただく。
 また、原子栄一郎氏には、「水俣病を環境教育として取り上げることにおい
て、緒方正人さんを考材とすることによって何がもたらされるか? 私の大学
環境教育実践から」と題して、ご自身が経験された研究上の転回をふまえ、
「チッソは私だ」という緒方正人さんの「魂」の視点から論じてもらう。緒方
さんの視点は、加害企業や行政を免罪しかねない危険性があるものの、その視
点を抜きにした社会批判もまた表面的なものになりかねない。水俣病事件を環
境教育として取り上げるさい、その視点をいかに活かしたらよいか。ご提案い
ただければと思う。
 これら2つの報告をふまえ、患者支援団体である水俣病センター相思社の元
職員・遠藤邦夫氏には、本企画担当者である及川英二郎との「対談」を通し
て、主に「もやい直し」に至る経緯やその歴史的意義について、「集合的トラ
ウマ」の両義的側面などに着目しながら論じていただく。活動家として、また
支援者として関わってこられたご経験をふまえ、社会運動のあり方やその限界
について論点を提示していただければと思う。
 「安定化」させる力学がいまもなお作動ししつづけるなか、水俣が発信する
問いは何か、それはどのようにして受け止められるべきか。「水俣」を論ずる
さい、「公害」一般のなかでそれを普遍的に思考する視点とともに、その固有
性を注視し、個々の「人間」に立脚点を見出しながら、「公害」だけではない
他の諸問題とリンクさせて思考する視点が同時に求められよう。これら2つの
視点は、せめぎ合い、かつ共存することで、より生産的な知見が得られるはず
である。フロアからの積極的な参加を期待したい。

報告1:井上ゆかり(熊本学園大学水俣学研究センター)
「一次訴訟判決後から現在までの水俣病被害当事者の『かき消されゆく声』」
 1973年の水俣病第一次訴訟判決から今年50年を迎えた。この判決では加害責
任と一時金の賠償命令のみであったため、患者がチッソと直接交渉し現在の補
償協定内容になった。翌年には認定申請患者協議会が結成され、いわゆる未認
定患者総申請運動が始まり、係争課題は加害責任追及から水俣病かどうかに変
わっていった。こうしたなかで幾度も被害当事者は声を上げ続け勝訴し、結果
として国は1996年の水俣病総合対策医療事業から2005年、2009年と3度「チッ
ソとの紛争状態の終結」として「行政責任は今後追及しない」ことを条件に和
解施策をとってきた。しかし、この和解は必ずしも被害当事者側が望んだ形で
はなかった。
 2023年9月27日に水俣病不知火患者会近畿訴訟大阪地裁判決で原告全員を水
俣病と認める司法判断が下された。同訴訟の熊本や東京での判決も控え、さら
には第二世代訴訟、また新潟の二次訴訟も続いている。事態が長期化するの
は、 訴訟で原告が勝訴すれば潜在していた被害当事者が新たな認定申請者と
して増加するという状況が50年も続き、その反面、地元ではこれまでの和解が
「水俣病ではないのに一時金を貰っている」という地域内での差別を生み出
し、申請が抑制されていたからにほかならない。
 一方、水俣市議会の議会運営委員会は2019年に水俣病問題を審議する「公害
環境対策特別委員会」の名称から「公害」を外す議案を可決し、2023年百間排
水口の樋門撤去工事が突如発覚し被害者団体の抗議行動が起こった。水俣市長
は「ここまで注目されるという認識はなかった。」と地元新聞の取材に答えて
いる。 権力が公害への強い圧力を示す水俣において、被害当事者が声を上げ
続けることは、その声をかき消そうとする圧力との闘いでもあった。一次訴訟
原告は「人間としての復権」、いまの第二世代訴訟原告は「胎児性世代、不知
火海沿岸住民を代表する闘い」だと表現する。
 この報告では、故原田正純らと地域に入り調査研究をすすめてきた経験を踏
まえ、漁民やチッソ労働者らの現状と「かき消す」力とは何か、さらに研究者
としての中立とは何か考えてみたい。
参考:井上ゆかり『生き続ける水俣病:漁村の社会学・医学的実証研究』(藤
原書店、2020年)

報告2 原子栄一郎(東京学芸大学環境教育研究センター)
「水俣病を環境教育として取り上げることにおいて、緒方正人さんを考材とす
 ることによって何がもたらされるか? 私の大学環境教育実践から」
 現代環境教育の世界標準は、ESD(持続可能な開発のための教育)である。
その根本課題は、「持続不可能な社会を支えている教育を考え直し、その向き
を変えること」である。環境教育を担う者にとって、これは避けて通ることが
できない課題である。
 報告では、私の大学環境教育実践の試みを紹介する。実践では、教育にかか
わる一人ひとりが自分を棚上げにしないで、自分のこととして根本課題を受け
止め、<この私>はどこから来たのか、<この私>は何者か、<この私>はど
こへ行くのかを、自分を振り返り、よく吟味し考えてみることを基本方針とし
ている。このもとに、持続不可能な社会を象徴する水俣病を取り上げて、「一
人の人間」として、いろいろな立場から水俣病に深く長くかかわった人(た
ち)に着目し、その人(たち)に関する文字資料を読み、映像資料がある場合
には視聴して、その過程で<この私>は何をどのように感じたり、思ったり、
考えたりしたか、自分の心の消息を綴り、クラスメートと共有し議論するワー
クを行っている。
 緒方正人さんは、このシリーズ「水俣病から考える」ワークの中で扱う「一
人の人間」である。
 報告では、大学環境教育実践の概要を紹介した後、緒方さんの「魂のゆく
え」(栗原彬編『証言 水俣病』岩波書店、2000年)をテキストにして彼の来
歴をたどる。その際、来歴の中に見て取ることができる「転生」と呼びうるよ
うな生の質的転換、特に「魂」の境地への到達と、それを引き起こした出来事
や事情に注目する。その上で、2000年代半ばに研究上の「自己分裂」を引き起
こしていた私に与えたインパクトを含め、水俣病を手掛かりにして現代環境教
育の根本課題に取り組むことにおいて、緒方さんを考材とすることによって何
がもたらされるか、現代環境教育の根本課題、人間として生きる、水俣病のと
らえ方、環境教育のパラダイムなどとのかかわりでお話ししたいと思う。
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1
10月

第156号【同時代史学会2023年度大会(第一報)】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第156号(2023年10月1日)

【同時代史学会2023年度大会(第一報)】
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同時代史学会2023年度大会(第一報)

 同時代史学会2023年度大会を、下記のスケジュール・テーマで開催します。
 詳報は改めてお知らせします。

12月9日(土)
会場:東京経済大学

10:00~12:00 自由論題報告(対面のみ)
12:40~13:10 総会 (オンラインによる中継を予定)
13:30~17:40 全体会(オンラインによる中継を予定)
「安定化させる力学とかき消されていく声―1973年以降の水俣から考える―」
    井上ゆかり( 熊本学園大学水俣学研究センター 研究員 )
    原子栄一郎( 東京学芸大学環境教育研究センター 教員 )
    遠藤邦夫 ( 水俣病センター相思社 元職員 )
18:00~   懇親会
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10
7月

第154号【同時代史学会2023年度大会 自由論題報告者の募集】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第154号(2023年7月10日)

【同時代史学会2023年度大会 自由論題報告者の募集】
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同時代史学会2023年度大会 自由論題報告者の募集

 今年度の同時代史学会年次大会は、本年12月9日(土)、東京経済大学(東
京都国分寺市)にて開催の予定です。つきましては、当日午前中に実施される
自由論題報告の報告者を募集します。日頃の研鑽を発表し合い、議論を交わせ
る貴重な機会です。会員の皆様には、ぜひ奮ってご応募くださいますよう、お
願い申し上げます。
 なお、機材や運営上の観点から、本年度の自由論題については原則、対面開
催となります。この点、ご承知おきください。

1.日時:2023年12月9日(土) 午前10時開始(最大13時20分終了予定)
  *御一人の持ち時間は報告40分+討論20分=計1時間を想定してください。
2.場所:東京経済大学 国分寺キャンパス 2号館
  *アクセス:https://www.tku.ac.jp/access/kokubunji/index.html
  *キャンパスマップ:https://www.tku.ac.jp/campus/institution/kokubunji/
3.開催形態:対面開催
4.論題:第二次世界大戦以後を主な対象とする歴史的研究全般
5.エントリー資格:同時代史学会会員であること
  *非会員で応募される方は、エントリーと同時に入会手続きをお済ませく
   ださい。
   参照・本会HP「入会のご案内」: http://www.doujidaishi.org/about/admission.html
6.エントリー方法:以下の項目を、電子メールか郵送で、下記9までお知ら
  せください。
  (1) 報告者氏名、及び現在の所属
  (2) 報告タイトル
  (3) 報告要旨(400字以内)
7.採否:理事会で審査の上、9月末日までに応募者本人に直接採否を通知し
  ます。
8.締切:2023年8月31日(木)必着
9.応募及び問い合わせ先:戸邉秀明(自由論題担当理事・東京経済大学教
  員)
  E-mail:tobe ★ tku.ac.jp
  〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34 東京経済大学 戸邉秀明 宛
*郵送の場合、封筒に「同時代史学会自由論題応募」と書き添えてください。
                                 以上
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◆このメールマガジンは、同時代史学会会員の相互連絡を目的として、会員の
 みに送信されるものです。なお、メールアドレスは同時代史学会会員名簿に
 記載されたものを利用しています。ご了承下さい。

◆バックナンバーは http://www.doujidaishi.org/doujidaishi-mailnews/
 に転載されます。

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30
11月

第144号【同時代史学会会員総会資料】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第144号(2022年11月30日)

【同時代史学会会員総会資料】
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同時代史学会会員総会資料

 12月3日の同時代史学会大会・会員総会まであとわずかとなりました。
 さて、先立って、会員総会の資料をお送りします。
 今年は、倫理憲章、及び諸規定の整備に関わる議案があります【資料1】。
 添付しました資料のうち、【資料1】に、あらかじめお目通しいただけると
幸いです。この資料は、19ページに及ぶもので、総会の場で全てを熟読するの
は困難と思われます。

 大変にお手数をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
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◆このメールマガジンは、同時代史学会会員の相互連絡を目的として、会員の
 みに送信されるものです。なお、メールアドレスは同時代史学会会員名簿に
 記載されたものを利用しています。ご了承下さい。

◆バックナンバーは http://www.doujidaishi.org/doujidaishi-mailnews/
 に転載されます。

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※添付資料省略

17
11月

第142号【同時代史学会2022年度大会 オンライン参加登録(11月30日締切)】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第142号(2022年11月17日)

【同時代史学会2022年度大会 オンライン参加登録(11月30日締切)】
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同時代史学会2022年度大会 オンライン参加登録(11月30日締切)

今年度の同時代史学会大会を、12月3日(土)に開催します。午後の全体会、
および総会のみ、ハイブリッド開催とします。
なお、自由論題報告については、オンライン配信は行いませんのでご了承下さ
い。
オンラインから参加される方は、11月30日(水)までに、下記のフォームから
登録して下さい。
※会場においでになる方は、登録は不要です。

 ZOOMのIDは、大会・総会の当日までに、【同時代史学会2022年大会実行委員
会 <2022congress★doujidaishi.org>】よりお送りします。

全体会    13:30~17:30
総会     17:40~18:30

※大会への参加は、同時代史学会会員、および会員の紹介がある方に限定しま
す。
※総会への参加は、同時代史学会会員に限定します。


【大会参加登録フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfCsAsYaSBnpz8B1wrwk5TX4z98GGjtzLN1wc3bRZaUaoNrg/viewform?usp=sf_link
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◆このメールマガジンは、同時代史学会会員の相互連絡を目的として、会員の
 みに送信されるものです。なお、メールアドレスは同時代史学会会員名簿に
 記載されたものを利用しています。ご了承下さい。

◆バックナンバーは http://www.doujidaishi.org/doujidaishi-mailnews/
 に転載されます。

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※文中の大会参加登録フォームのURLに誤りがあります。正しくは以下の通りです。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfCsAs_YaSBnpz8B1wrwk5TX4z98GGjtzLN1wc3bRZaUaoNrg/viewform?usp=sf_link

14
9月

第140号【同時代史学会・2022年度大会「70年代の国際関係の変動の歴史的意義を考える」】

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          同時代史学会電子メールニュース

                    第140号(2022年9月14日)

【同時代史学会・2022年度大会「70年代の国際関係の変動の歴史的意義を考える」】
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2022年度大会「70年代の国際関係の変動の歴史的意義を考える」

 今年度の同時代史学会大会を、12月3日(土)に開催します。
 今年度の大会は日本大学法学部10号館(東京都千代田区神田三崎町2-12-1)
及びオンライン(ZOOM)によるハイブリッド開催と致します。

 Zoomでのご参加については、10月初旬よりGoogleフォームにて参加申請を承
ります。さしあたり、今年度の日程についてどうぞご予定ください。

 今年度の大会のスケジュール、大会の趣旨文は以下の通りです。
 *午前中の「自由論題報告」はまだ募集中ですので、振るってご応募下さ
い。
 *報告者の報告論題、報告要旨はMLにて随時お知らせ致します。


タイムスケジュール
(自由論題報告 9:30ZOOMアクセス開始)
 10:00~12:00 自由論題報告

(総会 11:30ZOOMアクセス開始)
12:00~13:20 総会
 *本年度は規約改正及び研究倫理規程の制定等、議題が多くありますので、
よろしくご参加下さい。


(全体会 13:00ZOOMアクセス開始)
 13:30~17:30 全体会

全体会 「70年代の国際関係の変動の歴史的意義を考える」

                        趣旨文

 今年は沖縄返還、日中国交回復から50年という節目の年である。だがこれは
独り日本という国に生じた特殊なエピソードというわけではない。そこには、
1960年代半ばから米国が本格的に介入した冷戦の熱戦化の典型であるベトナム
戦争や、それに端を発した反戦運動の興隆の影響があったことは明らかであ
る。さらに、その背景には、いわゆる「1968」に象徴されるフェミニズムや労
働疎外などに取り組む若者中心の広範な社会運動と、それを受けた各国の政治
的動揺があった。
 同時に、国際関係そのものにも地殻変動が起き始めていた。西側諸国との経
済・軍拡競争に疲弊したソ連・東欧圏の西側への接近と、それに端を発した中
華人民共和国の立場の変化、「第三世界」勢力の登場と異議申し立てのインパ
クト等。新たな状況によって、第二次世界大戦の勝者たちが形成した戦後秩序
にそもそも伴っていた妥協的側面の限界が露呈したことも、1970年代の変動
の、より大きな背景を形成していた。1972年の2つの出来事は、その日本的な
現れに他ならなかった。
 1970年代を1つの大きな時代の転換点とみる試みは、当然のことながらこれ
までにも多数試みられている。同時代史学会でも、すでに2010年度大会「転形
期―1968年以後」において、1960年代から80年代を1つの長い転換期と見立
て、諸運動の転換とその意味を検討した。2017年度大会では歴史民俗博物館の
企画展示と合わせ、「「1968年」を測り直す―運動と社会の連関、その歴史的
射程」と題して、地球規模の共時性を持つ1968~69年の若者たちの運動の歴史
的意義をあらためて掘り下げた。また2014年度の「『復帰』後の沖縄を歴史化
する」では、沖縄に焦点を絞る形で、1972年以後の変動が持つ意味を再検討し
た。
 このような検討が進めば進むほど、1970年代の転換は、その後にどう活かさ
れたのかという問いが浮上してくる。冷戦終焉直後の1990年代初頭には、それ
までの運動の蓄積が戦争責任・植民地支配責任の問題などで多大な成果をもた
らしたにも関わらず、その後、歴史修正主義と新自由主義に席巻されてしまっ
たのはなぜか。この点についても、当会では2018年度大会で「転換期としての
1990年代」と題して1990年代の歴史化を始め、2019年度大会「〈戦争の記憶〉
をめぐる同時代史―歴史表現はどう向きあってきたか」では、90年代の遺産の
前提にある、1970~80年代のさまざまな試みについて、表現方法の観点から検
討を加えた。
 今年度はこれらの成果をふまえつつ、次のような視点で、議論をさらに展開
していきたい。先に述べた、60年代後半に始まる国際的な文脈を、日本はどの
ように受けとめたのか。この点を、従来のように日米・日中といった大国間関
係のなかだけで捉えるのではなく、新たな「国際関係」の視点を探ることで、
重層的に理解する道を拓きたい。1970年代の日本において、その焦点のひとつ
はアジアといかに向き合ったかに絞られるが、それを今日、どの側面で捉え究
明するのかが、同時代史の研究では試されるだろう。
 そこで本年度の大会では、以下の構成によって、1970年代の国際関係の変動
が持つ歴史的意義を再考する。
 まず東アジア国際関係史を専門とする成田千尋氏に報告をお願いする。成田
氏は、1972年の沖縄返還を、日米関係だけでなく、大韓民国や中華民国の側か
らも捉え直し、そこに関わる複数のアクターからポストコロニアルの課題を浮
かびあがらせた。その成果をふまえ、1970年代の日本が、東アジアにおいて何
を問われていたのかを浮き彫りにしていただく。
 次に、社会学を専門とする木下直子氏に報告をお願いする。「慰安婦」問題
は1990年代になぜあのような形で注目されたのか、そしてそこで語られないも
のはなんだったのか。その究明には、60年代以来のフェミニズム言説を中心と
して、日本社会の「慰安婦」をめぐる言説史と、語る主体の歴史的検討が必要
になる。この点を深めてこられた木下氏に、60~70年代のアジアとの直面がも
たらしたインパクトと困難性を考察していただく。
 この2報告に対して、アメリカの国際関係思想史を起点として、国際関係に
おける正義や記憶の問題を幅広く論じられている三牧聖子氏、沖縄における
「慰安所」と地域住民との関係を拠点として、東アジアの戦争や植民地の記憶
を捉え直されている洪玧伸(玧は王ヘンに「允」)氏のお二方にコメンテー
ターをお願いした。今回の主題に連なる多様な文脈を明らかにしていくこと
で、議論の豊富化を図りたい。
 以上の構成と当日の議論によって、1970年代像の更新や、1990年代半ば以降
の大転換に至る歴史像の構築の一助となれば幸いである。
参加者諸氏の活発なご議論を期待する。

 趣旨説明:13:30~13:40
<報告>
 成田千尋(立命館大学衣笠総合研究機構):13:40~14:30
 木下直子(特定非営利活動法人社会理論・動態研究所):14:40~15:30
<コメント>
 三牧聖子(同志社大学 大学院グローバル・スタディーズ研究科):15:40~16:00
 洪玧伸(玧は王ヘンに「允」)(一橋大学):16:00~16:20
 全体討論:16:30~17:30

 実り多い議論のため、会員の皆様の周知・宣伝のご協力をお願い致します。

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◆このメールマガジンは、同時代史学会会員の相互連絡を目的として、会員の
 みに送信されるものです。なお、メールアドレスは同時代史学会会員名簿に
 記載されたものを利用しています。ご了承下さい。

◆バックナンバーは http://www.doujidaishi.org/doujidaishi-mailnews/
 に転載されます。

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